ポーランドでの太陽電池用接着フィルムの生産を決定
- グローバル生産供給体制整備に向け、52.5億円の投資 -
2011年3月7日
No.36
株式会社ブリヂストン(社長 荒川詔四)は、太陽電池用接着封止膜(※1)として使用されるEVAフィルム(※2)の世界的な需要増加に対応するため、ポーランド子会社であるブリヂストン・ディバーシファイド・プロダクツ・ポーランド・スプーカゾー(社長 伊藤寛)に生産ラインを設け、新たにポーランドでの生産を決定致しました。総投資額は52.5億円(165百万ズローチ)で、2013年上期からの生産開始を予定しており、生産能力は月産約1080トンを見込んでいます。
当社は現在EVAフィルムを磐田工場(静岡県磐田市)で生産しており、2011年下期からは関工場(岐阜県関市)での生産も決定しています。太陽電池の世界的な需要の急伸長が見込まれる中、欧州市場での積極的な事業拡大、またグローバル生産供給体制整備の観点から今回の決定に至りました。
当社は、企業活動における環境への取り組みを経営の最重要課題の一つと位置付けています。当社はEVAフィルムの供給を通し、発電時にCO2やその他の有害物質を排出しない太陽電池普及に貢献して参ります。
【太陽電池の構造とEVAフィルムの配置図】
ポーランド子会社の概要は以下の通りです。
当社は現在EVAフィルムを磐田工場(静岡県磐田市)で生産しており、2011年下期からは関工場(岐阜県関市)での生産も決定しています。太陽電池の世界的な需要の急伸長が見込まれる中、欧州市場での積極的な事業拡大、またグローバル生産供給体制整備の観点から今回の決定に至りました。
当社は、企業活動における環境への取り組みを経営の最重要課題の一つと位置付けています。当社はEVAフィルムの供給を通し、発電時にCO2やその他の有害物質を排出しない太陽電池普及に貢献して参ります。
※1 太陽電池に使用する発電セル(シリコン・セル)を固定・保護するために、ガラスおよび裏面保護シート(バックシート)を接着させるフィルム状の膜。
※2 EVAフィルム(エチレン・ビニル・アセテート フィルム)は、太陽電池の発電セルを、加熱による分子結合(架橋)でガラス面に固定する接着剤として使用されます。水や紫外線に強いため、屋外で使用される太陽電池用接着封止膜には最適な素材と言われています。
【太陽電池の構造とEVAフィルムの配置図】
ポーランド子会社の概要は以下の通りです。
会社名 | : | ブリヂストン・ディバーシファイド・プロダクツ・ポーランド・スプーカゾー (Bridgestone Diversified Products Poland Sp. z o.o.) |
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代表者名 | : | 伊藤寛 |
所在地 | : | ポーランド・ヴァウブジフ経済特区ジャルフ (ポーランド南西部ヴロツワフ近郊) |
資本金 | : | 1,200万ユーロ |
出資比率 | : | 株式会社ブリヂストン 100% |
設立年月 | : | 2004年12月29日 |
従業員数 | : | 58人(2010年末) |
敷地面積 | : | 約10万m2 |
生産品目 | : | 建設車両用ゴムクローラ(2011年2月末) |
■2006年11月「中期経営に関する基本的な考え方」発表後の主な対外発表の位置付け
2009年以前の対外発表は除いています。最終目標:タイヤ会社・ゴム会社として「名実共に世界一の地位の確立」を目指す |
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ブリヂストンが世界共通の環境メッセージとして掲げた「One Team, One Planet」。 その意志は、グローバルに展開する一企業として、またその枠をこえてあらゆる人々と、地球のために、ひとつになること。 未来のすべての子どもたちが「安心」して暮らしていくために。 |
ブリヂストンが推進する環境経営活動を表すマーク Ecologyの頭文字「e」を環境活動の土台として位置付け、そこから生まれた活動の成果 (芽) を「澄み切った空」や「生い茂る木々」としてシンボライズしています。 |
本件に関するお問い合わせ先
<報道関係>広報第1課 | TEL:03-3563-6811 |
<お客様>お客様相談室 | TEL:0120-39-2936 |
以上