株式会社ブリヂストン(社長 荒川詔四)は、バン・小型トラック用低燃費タイヤ「ECOPIA R680」を2010年2月16日より発売いたします。発売サイズは5サイズで、価格はオープン価格です。
今回発売する「ECOPIA R680」は、当社の材料技術「NanoPro-Tech(ナノプロ・テック)」※1 を採用しています。さらに、シリカ配合の低燃費トレッドゴム「VAN専用ECOコンパウンド」を新たに採用することで、高い低燃費性能を達成。当社バン・小型トラック用タイヤ「DURAVIS R670(デュラビス アールロクナナマル)」との性能比較では、転がり抵抗で20%の低減を実現しています。
当社の環境タイヤ「ECOPIA」ブランド※2 は、安全性能などのタイヤに求められる諸性能を高次元で維持しながら転がり抵抗低減の実現に特化したブランドです。当社では既にトラック・バス用、小型トラック・バス用、乗用車用の「ECOPIA」ブランドを展開しており、今回バン・小型トラック用の「ECOPIA R680」を発売することで、フルラインアップを実現します。
原材料から廃棄まで、タイヤのライフサイクル各段階におけるCO2排出量を算出すると、「製品の使用段階」が87%と大半を占めています※3 。当社は「地球温暖化」という世界共通の環境問題に対して、車の低燃費化・CO2排出量削減に寄与する、転がり抵抗をより低減したタイヤの開発と普及で大きく貢献できると考えています。
ブリヂストングループは、今後「ECOPIA」ブランドの更なる品揃え充実やグローバル展開、新車装着への拡大を積極的に進めて参ります。
※1 「NanoPro-Tech(ナノプロ・テック)」は分子構造設計等を通して材料の微細構造を制御し、必要特性を引き出す技術の総称で、当社の基幹技術の一つです。通常、転がり抵抗を低減するとWETグリップなどの安全性能が低下してしまうことが課題でしたが、「NanoPro-Tech(ナノプロ・テック)」などの技術を採用することにより、この課題を解決することに成功しています。
※2 ECOPIAはECOLOGY(エコロジー=環境)+UTOPIA(ユートピア=理想郷)の造語です。1991年に電気自動車に装着するタイヤを開発したのをきっかけに、日本では市販用として2002年にトラック・バス用、2005年に小型トラック・バス用、そして2008年に乗用車用を発売。その後もラインアップを拡大しています。
※3 タイヤのライフサイクルにおけるCO2排出量
商品名 | ECOPIA R680 (エコピア アールロクハチマル) |
---|
低燃費トレッドゴム「VAN専用ECOコンパウンド」採用により、高い低燃費性能を実現
タイヤサイズ |
---|
145R12 6P |
165R13 6 |
165R14 8P |
175R14 8P |
195/80 R15 107/105L |
ブリヂストンが世界共通の環境メッセージとして掲げた「One Team, One Planet」。 その意志は、グローバルに展開する一企業として、またその枠をこえてあらゆる人々と、地球のために、ひとつになること。 未来のすべての子どもたちが「安心」して暮らしていくために。 |
ブリヂストンが推進する環境経営活動を表すマーク Ecologyの頭文字「e」を環境活動の土台として位置付け、そこから生まれた活動の成果 (芽) を「澄み切った空」や「生い茂る木々」としてシンボライズしています。 |
本件に関するお問い合わせ先 | |
<報道関係>広報部 | TEL:03-3563-6811 |
<お客様>お客様相談室 | TEL:0120-39-2936 |