株式会社ブリヂストン(社長 荒川詔四)の久留米工場と栃木工場は、リデュース・リユース・リサイクル推進協議会主催の平成22年度「リデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰」において、「リデュース・リユース・リサイクル推進協議会会長賞」を受賞しました。
この表彰は、関係府省後援のもと、循環型社会の形成に向け、3R(リデュース:発生抑制、リユース:再使用、リサイクル:再利用)に率先して取り組み、継続的な活動を通じて顕著な実績を挙げている個人、グループ、学校、事業所等を表彰するもので、今回、久留米工場におけるエコセンター設置による廃棄物の集中管理の取り組みと、栃木工場での「グリーン・ハーモニー・プラント活動」が評価されました。それぞれの取り組み内容については以下の通りです。
1.久留米工場:エコセンター設置による廃棄物の集中管理
2004年に達成した完全ゼロ・エミッションを継続する中で、各工程での廃棄物の分別・梱包作業にかかる工数が増加し負担が大きくなったため、2005年に工場全体の廃棄物を集中管理するエコセンターを設立した。工場から出る廃棄物は種類が多く、分別が再利用・売却のための必須条件であり、エコセンターを利用し、工場を挙げて廃棄物管理に取り組んでいる。売却品率は2004年で33%だったが、2009年には52%まで上昇した。2008年からは計量作業に加え計量値のインプット作業もエコセンターで一括して行い、データベース化することで、廃棄物発生量の見える化が進み発生量削減にもつながっている。
裁断・梱包の作業の様子 |
紙の減容化作業の様子 |
2.栃木工場:「グリーン・ハーモニー・プラント活動」
【概要】
那須塩原の豊かな自然を後世に引き継ぎ、地元から愛される工場を目指して、「CO
2削減活動」、「環境改善活動」、「緑化推進活動」、「社会貢献活動」の4つを柱とした「グリーン・ハーモニー・プラント活動」を推進。この活動の下、廃棄物削減活動にも注力している。
・産業廃棄物の完全ゼロ・エミッション継続中(2004年6月~)
品目ごとに処理業者と再資源化の委託契約締結完了(埋立率0%)
・廃タイヤサーマルリサイクル体制の確立
販売会社を介して使用済みタイヤを有償で購入し、工場内で発電用燃料として使用。
また、焼却後残渣についても全てリサイクル。
・動力車バッテリー廃棄物の削減
充電完了時に自動的に電源がオフになる充電器により、バッテリー寿命を縮める過充電を防止し、動力車バッテリー寿命を延ばし、廃棄量を削減。 等
当社は、「環境宣言」に掲げた「持続可能な循環型社会の実現」に向け、今後も引き続き、資源の有効活用を進めます。
表彰式の様子