国内工場紹介
防府工場
超高性能タイヤから建設・鉱山車両用タイヤまで幅広く生産
操業開始:
1976年10月(国内タイヤ工場の中で9番目に操業開始)
敷地面積:
415,000m2
生産品目:
乗用車用、小型トラック用、建設・鉱山車両用タイヤ
塩田跡地のタイヤ工場
防府工場がある防府市は、防府天満宮や毛利氏本邸、周防国分寺などの歴史的名所を有し、俳人 種田山頭火の生誕の街でもあります。かつては塩田が広がり、製塩業が盛んな街でしたが、現在その塩田跡地は巨大な工業地帯へと変貌を遂げています。
防府工場は、この塩田跡地の一角で1976年に操業を開始しました。
なお、山口県には建設・鉱山車両用大型タイヤを生産する下関工場もあります。
最新の技術を展開する工場
防府工場では、乗用車用タイヤと建設・鉱山車両用タイヤを生産しています。乗用車用タイヤとしては、タイヤの空気圧が失われても所定のスピードで一定距離を安全に走行できるランフラットテクノロジー採用タイヤの他、偏平率(注)の低い超高性能ラジアルタイヤなどを生産しています。一方、建設・鉱山車両用タイヤは、国内外の鉱山や港湾、建設現場など過酷な条件下で活躍するショベルカーやダンプカーに装着されるタイヤです。防府工場では、外径約2mのタイヤも生産しています。
また、防府工場の敷地内に、建設・鉱山車両用タイヤに関する様々な検証を行う試験センターを併設しています。タイヤの過酷な使用条件を想定し、最大270トンもの荷重をかけた試験も行っています。
(注)偏平率:偏平率とは、タイヤの幅に対する高さの比率を表す数値です。
環境に配慮した工場を目指して
ブリヂストングループは「環境宣言」のなかで、「未来のすべての子どもたちが「安心」して暮らしていけるために・・・」という当社の変わらない思いをうたっており、それに基づいた環境保全活動に取り組んでいます。防府工場は海に面した、また住宅地に隣接する工場として、地域の環境汚染を未然に防止するとともに、地域社会との融和を図り、「環境にやさしい工場づくり」を目指しています。
地球温暖化対策として、2005年8月よりコ・ジェネレーションシステム(注)の稼働を開始しました。これにより、工場からのCO2排出量や光熱費を大きく削減でき、2008年にはその成果が認められ「地球温暖化対策優良事業所」として、山口県知事賞を受賞しました。
また、生産工程で発生する産業廃棄物の3R活動(リデュース・リユース・リサイクル)を継続的に進めていることが評価され、2011年に「山口県エコ・ファクトリー」に認定されました。
その他、操業以来一貫して、工場内の緑化にも力を注いでいます。
(注)コ・ジェネレーションシステム:1つの燃料から電気や熱などの2つ以上の有効なエネルギーを発生させるシステム。ブリヂストンでは、発電時に発生する廃熱を利用して蒸気を発生させ、エネルギーを効率的に利用しています。
地域社会の一員として
防府工場では、地域環境保全のための工場周辺の定期的な清掃活動「クリーン作戦」だけでなく、地元に愛される工場を目指し、「防府まつり」の「カッターレース大会」や「総おどり大会」、「防府天満宮 御神幸祭(裸坊祭)」、「防府読売マラソン」等へ従業員が積極的に参加しています。2011年には防府天満宮へ、御神幸祭に使用される「御網代」台車の車輪用にゴムクローラを寄贈しました。また、2009年7月の防府豪雨災害で被災した森林の復興と保全活動をサポートするため、2011年から防府市と山口中央森林組合と協力して「エコピアの森 防府」をオープンし、森林整備活動を進めています。
防府工場へのアクセス
所在地:
〒747-0833 山口県防府市浜方100
電車でお越しの場合:
山陽新幹線 新山口駅下車 タクシー約30分
山陽本線 防府駅下車 タクシー約10分
電話番号:
0835-22-8111(代表)