国内工場紹介
鳥栖工場
高性能・高付加価値タイヤの生産技術をグローバルに発信する拠点
操業開始:
1970年7月(国内タイヤ工場として6番目に操業開始)
敷地面積:
187,000m2
生産品目:
超偏平・高性能スポーツカー用タイヤを始めとする乗用車用、小型トラック用タイヤ
高性能、高付加価値タイヤのグローバル供給基地
鳥栖工場は1970年、ブリヂストン6番目の国内タイヤ工場として操業を開始しました。モータリゼーションの進展に伴い、高性能タイヤを生産できる拠点が必要となったため、創業の地久留米と筑後川を隔てて至近距離にある佐賀県鳥栖市に乗用車用ラジアルタイヤ専門工場を建設しました。現在では技術革新が更に進み、鳥栖工場はブリヂストングループの中でも最高水準の生産技術を持つ工場として高性能、高付加価値な乗用車用ラジアルタイヤを世界に供給しています。
「POTENZA」、「TURANZA」、ランフラットテクノロジー採用タイヤ
鳥栖工場では、当社の「POTENZAJブランドや「TURANZA」ブランドの中でも、偏平率(注)が低い高性能タイヤを主に生産しています。
また、パンクなどによってタイヤの空気圧が失われた壊合でも、一定距離を所定のスピードで走行できるランフラットテクノロジー採用タイヤも生産しています。ランフラットテクノロジー採用タイヤは、パンクした際も、危険な路上でのタイヤ交換をせすに安全な場所まで移動できるため、スペアタイヤが不要となり、車両の軽量化・燃費の向上、省資源化にもつながる、環境に貢献する商品です。
(注)偏平率:偏平率とは、タイヤの幅に対する高さの比率を表す数値です。また、偏平率が同じタイヤの総称を「シリーズ」といいます(例:65シリーズ)。
環境に配慮した工場を目指して
ブリヂストンは「2050年、サステナブルなソリューションカンパニーとして、社会価値・顧客価値を持続的に提供している会社」を目指しています。その取り組みの一つとして国内工場のボイラー燃料を重油から都市ガスへ転換を進めており、鳥栖工場にも都市ガスによる新型ボイラー設備を導入しました。このシステムは、従来の重油を燃料としていたボイラーと比べNOxや煤塵の排出量を大幅に削減することができます。また、小型ボイラーを複数設置することにより、工場に必要な分だけの蒸気を供給が可能なため、不要なCO2の発生量を減らし環境負荷低減に貢献しています。加えて、定期的に稼働していないボイラーの点検も容易になります。ブリヂストンは、環境保全を企業経営の重要課題の1つと位置付け、環境に配慮した工場づくりを行っています。
最高の生産技術を世界の姉妹工場へ
最新の生産技術やノウハウの多くが、鳥栖工場で開発され培われています。それらは人的・技術的な交流を通じて、姉妹工場をはじめとする世界各地の工場に広がり、グローバルでの高性能、高付加価値な乗用車用ラジアルタイヤの生産に活かされています。
地域社会の一員として
鳥栢工場は地域社会とのコミュニケーションにも力を注いでいます。
鳥栖工場と久留米工場の社員で構成される「ブリヂストン吹奏楽団久留米」は地元での定期的な演奏会に留まらず、米国や中国での演奏会を開催するなど、演奏を通じて世界の人々に感動を提供しており、2003年には地域文化功労者文部科学大臣表彰を受賞しました。
ブリヂストン吹奏楽団久留米
鳥栖工場へのアクセス
所在地:
〒841-0061 佐賀県鳥栖市轟木町1000
電車でお越しの場合:
鹿児島本線 鳥栖駅下車 車10分
お車でお越しの場合:
九州自動車道 鳥栖ICより約20分
電話番号:
0942-83-5111(代表)
(不通の場合:090-9590-6266)