3月22日 World Water Day(世界水の日)
「ウォーターマネジメント」の取り組み
-水資源を大切に使う取り組みをグローバルで展開-
ブリヂストングループは持続可能な社会の実現に向けて主体的に取り組んでいくために、「環境宣言」の中で、特に重要と考える「3つの社会の実現(自然共生社会、循環型社会及び低炭素社会)」に向けた、長期的な環境活動の方向性を明確に示し、環境に貢献する様々な事業をグローバルで推進しています。
国連が定める3月22日のWorld Water Dayに合わせ、「環境宣言」に基づいた「資源を大切に使う」技術を開発・活用する取り組みのひとつである「ウォーターマネジメント」の取り組みを紹介いたします。
「ウォーターマネジメント」とは、モノづくりにおける水資源の持続可能な利用を促進する取り組みのことで、水資源の効率的な利用や排水管理の徹底、また活動結果の開示などを含んでいます。
地球全体では、人口の増加、気候変動等の影響で、中長期的に水不足や水資源の供給を十分に享受できない人の増加が予測されており、世界的な課題として安全で衛生的な水の確保、水資源の効率的な利用、水系生態系保全などが求められています。
当社グループは、今後も「環境宣言」の下、「ウォーターマネジメント」の更なる強化を図っていきます。
<ウォーターマネジメントの活動事例> ■国/地域:欧州
■活動内容:水効率改善活動
欧州域内では水資源が非常に貴重であるため、ブリヂストン ヨーロッパ エヌヴイ/エスエー(BSEU)ではかねてより環境目標の一つとして製造工程における水使用量の削減を掲げ、ブリヂストングループ独自の統合環境マネジメントシステムの枠組みに基づき、域内の全てのタイヤ工場で継続的に改善を行っています。
【取り組み内容】
・クーリングタワー設置による冷却水の循環利用
・抜本的な配管の見直しによる配水の最適化
・効率の高い設備への置き換え
・生産プロセス改善による冷却水使用量の削減
(加硫時間の短縮など)
・水利用設備のメンテナンスの徹底
【効果】
・2010年の水投入量を2003対比で30%削減
(BSEU タイヤ7工場※全体)
・生産量あたりの水投入量を47%削減
スペイン:ビルバオ、ブルゴス
ポーランド:ポズナン、スタルガルト
イタリア:バリ
ハンガリー:タタバーニャ
高効率クーリングタワー |
配水の最適化により 水使用量を52%削減 |
■活動内容:工場における排水のクローズド化
~排水の8割を循環利用~
北九州工場ではリアルタイムで水使用量をモニタリングできるシステムを構築し、排水クローズド化を進め、水の循環利用に取り組んでいます。
■活動内容:
エコ・ウォッチングモニター設置による「見える化」
北九州工場では、用水の循環量や排水状況に加え
て、環境関連情報のデータをシステムに取り込み、
工場受付に設置してあるモニターに随時表示。
■国/地域:タイ
■活動内容:雨水の活用
~敷地内に降った雨を工程用水に利用~
多量の熱を利用するタイヤ・タイヤ部材の生産工程においては、設備の冷却を行うために水を大量に用います。降水量が比較的多い東南アジア地域に拠点を置くブリヂストン カーボンブラック タイランド(BSCB)では、雨水を利用し、工程用水や敷地内の植物への散水に使用するなど資源の有効活用を行っています。
■国/地域:米国
■活動内容:「Butterfly Garden」の庭園用水を提供
建材事業を展開するファイアストン ビルディング プロダクツ カンパニーは、環境教育をサポートする活動の一つとして「Butterfly Garden」と称された事業所近隣の小学校の庭園をコーディネートしています。雨水の庭園用水としての活用や、植林、リサイクル資源を活用したモノづくりなどを通して、幼い頃から環境に対する意識を高めてもらうべく、取り組みを進めていきます。
最終目標:タイヤ会社・ゴム会社として「名実共に世界一の地位の確立」を目指す |
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ブリヂストンが世界共通の環境メッセージとして掲げた「One Team, One Planet」。 その意志は、グローバルに展開する一企業として、またその枠をこえてあらゆる人々と、地球のために、ひとつになること。 未来のすべての子どもたちが「安心」して暮らしていくために。 |
ブリヂストンが推進する環境経営活動を表すマーク Ecologyの頭文字「e」を環境活動の土台として位置付け、そこから生まれた活動の成果 (芽) を「澄み切った空」や「生い茂る木々」としてシンボライズしています。 |
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