社会

コミュニティ

地域との共生

ブリヂストングループは、150以上の国と地域で事業を展開し、世界中の人々と共に持続的な社会価値・顧客価値の共創に努めています。

当社グループは、各地域で抱える課題に対し、従業員、パートナー、お客様と共に、解決に向けた様々な取り組みを進めています。これらの長期的な取り組みに加え、自然災害の発生時など、緊急性の高い支援が必要な場合は、迅速に地域社会を支援する活動を行っています。2023年に当社グループは社会市民活動「Business for Societal Impact」(B4SI) の会員となり、B4SI が「企業のコミュニティ投資」のフレームワークで示す「特定の活動の結果として個人、組織、企業におこる短期的または長期的変化」である社会的インパクトの可視化と開示に着手しました。当社グループは、インパクトの拡大と地域社会との信頼醸成に繋がる取り組みにおいて具体的な成果を示すことを目指しています。

地域の人々と共に価値を生み出しながら信頼関係を築くことは、当社グループのサステナビリティフレームワークの重要な構成要素として位置づけられています。目的や地域のニーズに応じた社会貢献活動を通じて、「Empowerment すべての人が自分らしい毎日を歩める社会づくり」など、「Bridgestone E8 Commitment」の「E」で始まる8つの価値創出と拡大に取り組んでいます。様々な取り組みを進めることで、より安心・安全で、健やかな地域づくりを推進し、インクルーシブで開かれた教育を次の世代に提供していきます。

B4SIからのメッセージ

Clodagh Connolly
Global B4SI Director

ブリヂストンは、世界中のリーディングカンパニーが参加するB4SIのフレームワークと基準に合わせて戦略的に取り組み、グループ全体で優れた活動を進めていると思います。私たち は、優れた社会的インパクトの創出を目指すブリヂストンの、B4SIへの理解とコミットメントに裏打ちされた積極的な活動を高く評価しています。また、持続可能な未来の創造に向けた共通の取 り組みを推進することを目指して、世界中のリーディングカンパニーとのネットワークによる他社との継続的かつ積極的な交流を期待しています。

2023年は、36か国・地域で1,144件※1の社会貢献活動(うち873件は外部パートナーと連携※2、32,102人の従業員ボランティアが参加※3)を324,198人の方々に対して実施※4しました。なお、当社グループの環境に関する社会貢献活動については「貢献の最大化」をご覧ください。

  1. ※1活動数の集計方法は国や地域によって異なります。
  2. ※2外部パートナーとの連携数集計方法は国や地域によって異なります。
  3. ※3従業員ボランティア数は延べ人数であり、一部活動では推計値を含みます。
  4. ※4活動による直接裨益人数を集計し、確認できた活動のみを対象としています。集計方法は国や地域によって異なります。

従業員へのインパクト

ブリヂストンでは、従業員が社会貢献活動に参加することで、組織や地域社会への帰属意識の醸成や、従業員の自信と誇りの醸成、及びウェルビーイング向上につながることを期待しています。2023年、ブリヂストンは9か国で実施した14件の活動について従業員へのインパクトアセスメントを試験的に実施しました。対象となった従業員241名のうち、80%以上がブリヂストンへの帰属意識、地域社会への帰属意識、仕事に応用できるスキル、生活での心構えや行動、自身のウェルビーイングに前向きな変化があったと回答しました。