第6回ブリヂストン環境活動大賞を決定
-ブリヂストングループ環境表彰式典を開催-
2012年6月22日
No.97
株式会社ブリヂストンは、国内ブリヂストングループのあらゆる環境活動を対象に「環境表彰制度」を設け、優れた環境活動を行った団体や個人を毎年表彰しています。本年は、57件の応募の中から、8つの団体と4名の個人を選出し、6月21日に表彰式を行いました。
「環境表彰制度」は、従業員一人ひとりの環境活動に対する参画意識を高め、環境活動への関心と意欲を啓発することを目的として2007年に創設された制度です。環境活動において、新たな挑戦を促すと共に、身近な取り組みをグループ内で共有・展開し、更なる活動の強化を図っていきます。
部門 | 表彰名 | 件数 |
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団体部門 | 「ブリヂストン環境活動大賞」 「ブリヂストン環境活動奨励賞」 「ブリヂストン環境活動特別賞」 |
1件 3件 4件 |
個人部門 | 「ブリヂストン環境活動個人賞」 「ブリヂストン環境活動努力賞」 |
2件 2件 |
<表彰式典の様子>
受賞団体と受賞者及びその活動内容は以下の通りです。
【ブリヂストン環境活動大賞】受賞団体※1 | 活動内容 |
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加硫・検査・原動設備開発部 | 低炭素イナートガス発生装置開発 ・大気放出していたボイラー排ガスの再利用により、既存設備対比で燃料使用量及びCO2排出量を77%削減
・画期的な触媒反応技術を確立
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【ブリヂストン環境活動奨励賞】
受賞団体※1 | 活動内容 |
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磐田工場 | 化学物質リスク低減のための洗浄用有機溶剤の全廃 ・洗浄用有機溶剤の使用の全廃を目指し、製造技術部門を中心に、製造/開発部門と連携を取り活動を推進
・当初予定を2か月前倒して2011年10月に全廃を達成
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タイヤ先行技術開発部/ 中央研究所研究第4部 |
非空気入りタイヤの開発及び対外発表による環境イメージ向上 ・高い環境性能と安全性を高次元で達成するタイヤを開発し、2011年12月の東京モーターショーに出展
・すべての部材に100%再生利用可能な材料を採用し、"Tire to Tire(タイヤからタイヤをつくる)"を目指した活動
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国内全16工場/ コーポレートコミュニケーション本部 |
工場周辺小学校における環境教育の実施 ・工場周辺の小学校において、2004年から環境教育プログラムを実施し、2011年は27校、計2,472名を動員
・次世代の子どもたちに環境意識を高めてもらうと同時に、ブリヂストンの事業や環境への考え方について理解も深めてもらうための活動
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【ブリヂストン環境活動特別賞】
受賞団体※1 | 活動内容 |
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黒磯工場 | 黒磯工場の地域環境保全コミュニケーション活動 ・地域との融和を第一に考え、1991年から21年にわたり継続的に活動を実施
・環境クリーン作戦※2、愛ロードとちぎ※3、スイセン花壇※4など、様々な地域環境保全、コミュニケーション活動を展開
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防府工場/ ORタイヤ試験課/ ブリヂストン物流(株) 防府原料事業所 |
防府地区の環境保全活動 ・防府地区の工場、グループ会社の事業所にて、長年にわたり様々な環境活動を推進
・地球温暖化防止活動や揮発性有機化合物削減活動などのモノづくりでの活動だけでなく、清掃活動や地域環境保全活動などの社会貢献活動も積極的に実施
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関工場/ ブリヂストンスポーツ(株)関工場/ ブリヂストンBRM(株)関工場 |
関地区グループ3社合同の工場環境保全活動の取組み ・3社合同で、「物流CO2排出量削減活動」「廃棄物削減/資源化活動」を実施
・CO2排出量削減、再資源化拡大など環境面だけでなく、経済的にもコスト削減のメリットが出ており継続的に活動を実施
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ブリヂストン物流(株) 彦根第一事業所 |
交流の輪を広げるグリーンカーテン ・東日本大震災による電力不足により、節電活動への意識が高まる中、ゴーヤの植え付け本数を前年の3倍に増加させ、エアコンの節電に尽力
・運送会社や地域の方ともゴーヤを話題に交流を深め、小中学生の環境教材(環境省発行の絵本)にも掲載
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【ブリヂストン環境活動個人賞】
受賞団体※1 | 活動内容 |
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彦根工場 従業員(1名) | 農業排水路の生態系調査及び保全活動 ・琵琶湖に流れる農業排水の低減と排水路の美化を目的として「大寺農地・水・環境保全隊」を発足
・活動の一環として、農業排水路の生態系調査活動を、子供会とともに開始
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甘木工場 従業員(1名) | 河川の環境維持活動 ・筑後川下流、六五郎橋下の公園周辺の清掃、堤防の草刈りや空き缶拾いを定期的に実施
・団体規模が16人と少数にもかかわらず、地域コミュニケーションとしての清掃活動としては広範囲かつ大規模。活動範囲も河川敷に限定せず、積極的に活動
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【ブリヂストン環境活動努力賞】
受賞団体※1 | 活動内容 |
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関工場 従業員(1名) | emeters※5を利用したエコサイクリング通勤 ・1990年より自転車通勤(片道14km)を開始、年間の走行距離は私生活での利用と合わせて5,000km以上
・工場内でサイクリングのサークルを立ち上げ、emetersを利用し、自転車利用の活動拡大・活性化を推進
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ブリヂストン物流(株) 防府原料事業所 従業員(1名) |
太陽光発電&エコ住宅&エコ家電によるCO2排出量削減活動 ・自宅への太陽光発電設置、高断熱・高気密省エネ住宅として外張り断熱通気外壁や高断熱複層ガラスの導入、省エネや節水に貢献する家電製品の購入により家庭での地球温暖化防止活動を推進
・ 自動車通勤を自転車通勤に切り替え、CO2排出量の削減に貢献
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※1 株式会社ブリヂストンの生産拠点・事業所については社名を省略
※2 6月の環境月間の取り組みの一つとして、工場周辺の道路のゴミ拾いを行い地域との融和を図る活動で、1991年より毎年継続的に実施
※3 栃木県主催の道路美化運動で、毎年3月~9月に開催。黒磯工場は、2002年より県道のゴミ拾いや花壇づくりを実施
※4 那須塩原市から提供のあった工場裏の公園の一角にて、2007年から従業員有志によるスイセン花壇(球根30,000球)づくりを実施
※5 自転車の走行距離等をWeb上に記録できるブリヂストンサイクル(株)の商品。サイクリングSNSとあわせて使用することにより、登録メンバー同士での情報共有が可能。「排気ガスを出さないで走る距離」を表示することで、環境への貢献を意識できる。
■2006年11月「中期経営に関する基本的な考え方」発表後の主な対外発表の位置付け
2011年以前の対外発表は除いています。
最終目標:タイヤ会社・ゴム会社として「名実共に世界一の地位の確立」を目指す |
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経営の基本方針: | ||
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1. 「更に上」を常に目指して、全ての製品・サービスで世界最高を目指す | ||
基本戦略 | (発表年 月 日) 主な対外発表 | |
(1)戦略商品群への 積極的なリソース 投入 |
1. タイヤ 戦略商品 |
2012.02.09 『BATTLAX RACING R10 EVO』新発売
2012.02.16 北九州工場で建設・鉱山車両用大型・超大型タイヤの生産能力を増強
2012.02.17 大型スクーター用タイヤ『BATTLAX SC』新発売
2012.05.10 『RACING BATTLAX V01』新発売
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2. 環境対応 商品・事業 |
2012.02.03 「ECOPIA」がトヨタ自動車株式会社の「プリウスPHV」に装着
2012.03.19 「TURANZA ER33 ECOPIA」がLEXUSの「GS450h」に装着
2012.06.14 業界初 低燃費タイヤグレードの頂点「ECOPIA EP001S」新発売
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3. 多角化事業 | 2012.03.30 中国・広東省開平市に新会社を設立 | |
(2)基礎戦闘力の向上 (材料技術・生産技術) |
2012.03.08 天然ゴム資源「グアユール」の研究活動を開始
2012.05.17 天然ゴム資源「ロシアタンポポ」の研究活動を加速
2012.05.23 「持続可能な」社会の実現に向けたタイヤ将来技術について
2012.05.31 (株)ブリヂストンと味の素(株)、バイオマス由来の合成ゴムを共同開発
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(3)総合的企業活動の強化 |
2012.01.19 「エコ通勤優良事業所」として認証登録
2012.03.21 「ウォーターマネジメント」の取り組み
2012.04.02 第9 回ブリヂストンこどもエコ絵画コンクール入賞作品を発表
2012.04.16 「持続可能な社会」に向けた取り組み
2012.05.21 自然共生社会の実現に向けた取り組み
2012.06.04 産学連携での「持続可能な」社会に向けた取り組み
2012.06.18 環境スペシャルサイト 「READY for 2050」を開設
2012.06.22 第6回ブリヂストン環境活動大賞を決定
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2. 長期戦略を明確化し、事業領域の統合・拡大を推進する | ||
2012.01.10 国内市販用タイヤ販売体制再編の完了
2012.03.05 建設・鉱山車両用タイヤの新工場をタイに建設
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3. 戦略的事業ユニット(SBU)制で真のグローバル企業を目指す | ||
4. 「中期経営計画」を核に、全体最適のグループ経営を目指す | ||
ブリヂストンが世界共通の環境メッセージとして掲げた「One Team, One Planet」。
その意志は、グローバルに展開する一企業として、またその枠をこえてあらゆる人々と、地球のために、ひとつになること。 未来のすべての子どもたちが「安心」して暮らしていくために。 |
ブリヂストンが推進する環境経営活動を表すマーク Ecologyの頭文字「e」を環境活動の土台として位置付け、そこから生まれた活動の成果 (芽) を「澄み切った空」や「生い茂る木々」としてシンボライズしています。 |
本件に関するお問い合わせ先
<報道関係>広報第1課 | TEL:03-3563-6811 |
<お客様>お客様相談室 | TEL:0120-39-2936 |
以上