業界初 低燃費タイヤグレードの頂点「ECOPIA EP001S」(エコピア イーピーゼロゼロワンエス)新発売
2012年6月14日
株式会社ブリヂストンは、低燃費タイヤ「ECOPIA」ブランド※1の新商品として、業界初となる「ラベリング制度」最高グレード(低燃費グレード:「AAA」、ウェットグリップグレード:「a」)を達成した、「ECOPIA EP001S」を2012年8月1日から発売いたします。 発売サイズは、195/65R15 91Hの1サイズです。
今回発売する「ECOPIA EP001S」は、当社独自の材料技術である「NanoPro-Tech(ナノプロ・テック)」※2と、モータースポーツ用タイヤ開発で培ったグリップ向上技術を融合。 また、新開発のグリップ向上パタンと組み合わせることで、相反する性能である低燃費性能とウェットグリップ性能を共に「ラベリング制度」最高グレードで両立させることに成功しました。
タイヤのライフサイクルにおけるCO2排出量の約9割は、その使用段階で車両の排気ガスとして排出されるものです。 当社は、タイヤの転がり抵抗をさらに低減し、車の燃費を向上することによりCO2排出削減に大きく貢献したいと考えています。
商品概要は、次の通りです。
※1「ECOPIA」はECOLOGY(エコロジー=環境)+UTOPIA(ユートピア=理想郷)の造語です。
1991年に電気自動車に装着するタイヤを開発したのをきっかけに、日本では市販用として2002年にトラック・バス用、2005年に小型トラック・バス用、そして2008年に乗用車用を発売。
その後もラインアップを拡大しています。
※2「NanoPro-Tech(ナノプロ・テック)」は分子構造設計等を通して材料の微細構造を制御し、必要特性を引き出す技術の総称で、当社の基幹技術の一つです。
通常、転がり抵抗を低減するとWETグリップなどの安全性能が低下してしまうことが課題でしたが、「NanoPro-Tech(ナノプロ・テック)」などの技術を採用することにより、この課題を解決することに成功しています。
1.商品名
「ECOPIA EP001S」
2.採用技術と商品の特徴
※1【テスト条件】
タイヤサイズ:195/65R15 91H/空気圧:180kPa/試験荷重:4.52kN/速度:100km/h
試験場所:当社技術センター室内/試験方法:タイヤ動的接地面解析装置のドラム試験機上で
転動させ制動力を加えた際のタイヤ接地面に働く制動力を測定
3.性能評価結果
(1)「AAA」最高グレードの低燃費性能で燃費向上に貢献
※1【テスト条件】
タイヤサイズ:195/65R15 91H /空気圧:210kPa/ 速度80km/h
試験法の名称:フォース式 /試験場所:当社技術センター室内ドラム試験機
(2)「a」最高グレードのウェット性能でより安心・安全
※2【テスト条件】
タイヤサイズ:195/65R15 91H /空気圧:フロント230kPa、リア220kPa
試験車両:トヨタプリウスDAA-ZVW30 1800CC前輪駆動/ 初速度:80km/h/ 水深:2mm
路面の種類:アスファルト /ABS作動表示:ABS ON
停止距離平均:ECOPIA EP001S 25m ECOPIA EP100S 30m
上記テスト条件に関するさらに詳細なデータについてはタイヤ公正取引協議会に届けてあります。
試験結果はあくまでもテスト値であり運転の仕方によっては異なります。
4.発売サイズ及びメーカー希望小売価格
サイズ | メーカー希望小売価格(税込み価格) |
195/65R15 91H | 21,630円 |
関連リンク:
⇒ECOPIA(エコピア)の商品紹介ページ
■2006年11月「中期経営に関する基本的な考え方」発表後の主な対外発表の位置付け
2011年以前の対外発表は除いています。
最終目標:タイヤ会社・ゴム会社として「名実共に世界一の地位の確立」を目指す |
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経営の基本方針: | ||
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1. 「更に上」を常に目指して、全ての製品・サービスで世界最高を目指す | ||
基本戦略 | (発表年 月 日) 主な対外発表 | |
(1)戦略商品群への 積極的なリソース 投入 |
1. タイヤ 戦略商品 |
2012.02.09 『BATTLAX RACING R10 EVO』新発売
2012.02.16 北九州工場で建設・鉱山車両用大型・超大型タイヤの生産能力を増強
2012.02.17 大型スクーター用タイヤ『BATTLAX SC』新発売
2012.05.10 『RACING BATTLAX V01』新発売
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2. 環境対応 商品・事業 |
2012.02.03 「ECOPIA」がトヨタ自動車株式会社の「プリウスPHV」に装着
2012.03.19 「TURANZA ER33 ECOPIA」がLEXUSの「GS450h」に装着
2012.06.14 業界初 低燃費タイヤグレードの頂点「ECOPIA EP001S」新発売
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3. 多角化事業 | 2012.03.30 中国・広東省開平市に新会社を設立 | |
(2)基礎戦闘力の向上 (材料技術・生産技術) |
2012.03.08 天然ゴム資源「グアユール」の研究活動を開始
2012.05.17 天然ゴム資源「ロシアタンポポ」の研究活動を加速
2012.05.23 「持続可能な」社会の実現に向けたタイヤ将来技術について
2012.05.31 (株)ブリヂストンと味の素(株)、バイオマス由来の合成ゴムを共同開発
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(3)総合的企業活動の強化 |
2012.01.19 「エコ通勤優良事業所」として認証登録
2012.03.21 「ウォーターマネジメント」の取り組み
2012.04.02 第9 回ブリヂストンこどもエコ絵画コンクール入賞作品を発表
2012.04.16 「持続可能な社会」に向けた取り組み
2012.05.21 自然共生社会の実現に向けた取り組み
2012.06.04 自然共生社会の実現に向けた取り組み
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2. 長期戦略を明確化し、事業領域の統合・拡大を推進する | ||
2012.01.10 国内市販用タイヤ販売体制再編の完了
2012.03.05 建設・鉱山車両用タイヤの新工場をタイに建設
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3. 戦略的事業ユニット(SBU)制で真のグローバル企業を目指す | ||
4. 「中期経営計画」を核に、全体最適のグループ経営を目指す | ||
ブリヂストンが世界共通の環境メッセージとして掲げた「One Team, One Planet」。
その意志は、グローバルに展開する一企業として、またその枠をこえてあらゆる人々と、地球のために、ひとつになること。 未来のすべての子どもたちが「安心」して暮らしていくために。 |
ブリヂストンが推進する環境経営活動を表すマーク Ecologyの頭文字「e」を環境活動の土台として位置付け、そこから生まれた活動の成果 (芽) を「澄み切った空」や「生い茂る木々」としてシンボライズしています。 |
本件に関するお問い合わせ先
<報道関係>広報第2課 | TEL:03-3563-6811 |
<お客様>お客様相談室 | TEL:0120-39-2936 |
以上