“天然ゴム供給源の多様化へ”
天然ゴム資源「ロシアタンポポ」の研究活動を加速
「100%サステナブルマテリアル化の実現に向けて」
株式会社ブリヂストンは、当社グループとしてタイヤの主要原料の中で大きなウェイトを占めるパラゴムノキ由来の天然ゴムに代わるあらたな天然ゴム資源を探っておりますが、その1つとして、2010年よりBridgestone Americas Tire Operations(以下、BATO)が米国オハイオ州の産学連携コンソーシアム「PENRA※1」に参加し進めていた、「ロシアタンポポ※2」由来の天然ゴムに関する研究において、このたび従来の天然ゴムと同等の性質が確認されたため、今後、BATOにおいて実用化に向けた研究活動を加速します※3。
世界の自動車保有台数の増加に伴い、タイヤ需要の拡大が見込まれる中、「持続可能な」社会を構築するために、資源の循環利用や再生可能資源の利用拡大に寄与する技術やビジネスモデルの開発を推進していくことが、当社グループの責務であると考えています。
当社グループは、今回、新たにタイヤ用途として十分に通用する天然ゴムを「ロシアタンポポ」から採り出すことに成功しました。
今後、当社グループは「PENRA」と協力して引き続き積極的な研究活動を進め、今夏には「PENRA」のパイロット施設より得られる天然ゴムを独自に試験して確認を進めるとともに、2014年には同プロジェクトが予定する収穫の拡大に基づいて、タイヤテストを含めた拡大試験を行う予定です。
「ロシアタンポポ」由来の天然ゴムは従来の天然ゴムと同様、植物が生み出すバイオマテリアルですが、「ロシアタンポポ」は従来のパラゴムノキとは全く異なる気候条件の土地で栽培されます。実用化が可能になれば原材料供給源の多様化につながり、現在の天然ゴム産出地域への一極集中の緩和につながると共に、北米での地域生産地域消費によるメリットも期待されます。
当社グループは、「ロシアタンポポ」を始めとした様々なバイオマテリアルの研究開発を通じて、地球上の資源を有効に活用し、リデュース、リユース、リサイクルを進めることを前提としながら、あらたに投入する資源はサステナブルであるべきと考え、タイヤの原料を「100%サステナブルマテリアル化」することを目指していきます。その内容につきましては資源循環技術搭載のプロトタイプタイヤなど順次発表し、当社グループの取り組みを紹介してまいります。
関連リンク:
⇒CSRページ:循環型社会の実現に向けて
⇒2012年3月8日ニュースリリース:天然ゴム資源「グアユール」の研究活動を開始
最終目標:タイヤ会社・ゴム会社として「名実共に世界一の地位の確立」を目指す |
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経営の基本方針: | ||
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1. 「更に上」を常に目指して、全ての製品・サービスで世界最高を目指す | ||
基本戦略 | (発表年 月 日) 主な対外発表 | |
(1)戦略商品群への 積極的なリソース 投入 |
1. タイヤ 戦略商品 |
2012.02.09 『BATTLAX RACING R10 EVO』新発売
2012.02.16 北九州工場で建設・鉱山車両用大型・超大型タイヤの生産能力を増強
2012.02.17 大型スクーター用タイヤ『BATTLAX SC』新発売
2012.05.10 『RACING BATTLAX V01』新発売
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2. 環境対応 商品・事業 |
2012.02.03 「ECOPIA」がトヨタ自動車株式会社の「プリウスPHV」に装着
2012.03.19 「TURANZA ER33 ECOPIA」がLEXUSの「GS450h」に装着
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3. 多角化事業 | 2012.03.30 中国・広東省開平市に新会社を設立 | |
(2)基礎戦闘力の向上 (材料技術・生産技術) |
2012.03.08 天然ゴム資源「グアユール」の研究活動を開始
2012.05.17 天然ゴム資源「ロシアタンポポ」の研究活動を加速
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(3)総合的企業活動の強化 |
2012.01.19 「エコ通勤優良事業所」として認証登録
2012.03.21 「ウォーターマネジメント」の取り組み
2012.04.02 第9 回ブリヂストンこどもエコ絵画コンクール入賞作品を発表
2012.04.16 「持続可能な社会」に向けた取り組み
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2. 長期戦略を明確化し、事業領域の統合・拡大を推進する | ||
2012.01.10 国内市販用タイヤ販売体制再編の完了
2012.03.05 建設・鉱山車両用タイヤの新工場をタイに建設
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3. 戦略的事業ユニット(SBU)制で真のグローバル企業を目指す | ||
4. 「中期経営計画」を核に、全体最適のグループ経営を目指す | ||
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