5月22日 国際生物多様性の日
自然共生社会の実現に向けた取り組み
-環境教育活動をグローバルに展開-
2012年5月21日
No.80
ブリヂストングループは「持続可能な」社会の実現に向けて主体的に取り組んでいくために、「環境宣言」の中で、特に重要と考える「3つの社会の実現(自然共生社会、循環型社会及び低炭素社会)」に向けた、長期的な環境活動の方向性を明確に示し、環境に貢献する様々な事業をグローバルで推進しています。
5月22日の国際生物多様性の日に合わせ、「環境宣言」に基づく「持続可能な」社会の実現を目的とした当社グループが取り組む環境教育活動をご紹介いたします。
当社グループは、生物多様性への影響を最小化しながら他の生物多様性の復元のための活動を行うことで生態系全体での損失を相殺していくという考えの下、環境に配慮した企業活動を行い、自然との共生を果たしていきます。
<活動事例>
■国:日本(彦根工場)
■活動内容:「ブリヂストン びわ湖生命(いのち)の水プロジェクト」
■活動内容:「ブリヂストン びわ湖生命(いのち)の水プロジェクト」
株式会社ブリヂストンは、地域の方々と協力し、琵琶湖の大切な自然を守る活動をしています。世界的に見ても非常に希少な淡水生態系を保持している琵琶湖を守っていくため、「自然観察会の企画」や、「絶滅危惧種繁殖に関する研究活動の支援」、「琵琶湖博物館特別展示の支援」を行っています。多くの人々に琵琶湖の自然保護を通じて、環境に対する意識を高めていただくことを目指し、2004年より継続して実施しています。 |
自然観察会の様子 |
■国:ベネズエラ
■活動内容:国樹の保護と植樹活動
■活動内容:国樹の保護と植樹活動
ブリヂストン ファイアストン ベネズエラ※は、ベネズエラの国樹である「アラグアネイ」を守る活動を支援しています。自治体と協力し、小学校などへ苗木の寄付を行うほか、天然の「アラグアネイ」の木を保護する活動に協力しています。国樹の保護と植樹を通じて、地域の人々の環境意識を高めるべく、取り組みを継続していきます。
※Bridgestone Firestone Venezolana, C.A.
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植樹活動の様子 |
■国:アメリカ
■活動内容:Bridgestone Environmental Education Classroom & Habitat (BEECH)
■活動内容:Bridgestone Environmental Education Classroom & Habitat (BEECH)
ブリヂストン アメリカス・インク※は、生産拠点のあるテネシー州ウォーレンにおいて、環境保護団体と共同で、自然環境教育を目的としたプロジェクト(BEECH)を実施しています。野生生物の生態をわかりやすく学んでもらうために、事業所の敷地内に教育施設を設置し、地域の小学生を対象に授業を行ったり、事業所の敷地内にある自然保護区域において野外授業を行うなどの活動に取り組んでいます。
BEECHをきっかけに、ある学校では独自の環境学習としてリサイクルプログラムがスタート。当プログラムによる働きかけにより、地域のリサイクル率が向上するなど、地域と一体となった活動へ発展しています。
※Bridgestone Americas, INC.
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写真(上下):自然環境教育授業の様子 |
■国:ドイツ
■活動内容:環境保全活動への貢献(WWF※1)
■活動内容:環境保全活動への貢献(WWF※1)
ブリヂストン ドイツ※2は、低燃費タイヤECOPIA EP150の上市に際し、WWFとの共同企画を立ち上げ、環境保全活動の促進に取り組みました。当企画は、商品をご購入いただいたお客様に、ブリヂストングループの環境に対する考え方や施策を理解していただくためのもので、商品購入時の代金の一部を当社グループの野生生物保護基金、あるいは、WWFの自然保護活動への支援金として寄付できるという内容でした。当社グループの環境への思いや施策を理解していただくことで、多くの人々に環境意識を高めていただき、一人ひとりが地球環境を共有しているということを改めて認識していただくことを目指し、今後も同様の取り組みを企画し、環境保全活動に取り組んでいきます。
※1世界自然保護基金(World Wide Fund for Nature)
※2 Bridgestone Deutschland GMBH |
共同会見の様子 |
■国:南アフリカ
■活動内容:環境保全プログラムの支援
■活動内容:環境保全プログラムの支援
ブリヂストン サウスアフリカ※(BSAF)は、西ケープ地域の固有種である山豹の保護活動を行っているケープ・レオパード基金の活動を支援しています。当基金は、子どもたちへの環境教育へも力を注いでおり、近隣の小学校を訪問し、自然体験教室や天体観測などを開催しています。BSAFは、資金面での支援のみならず、子どもたちへの環境教育プログラムにも積極的に参加し、自然保護、生物多様性への理解促進を図っています。
※Bridgestone South Africa(PTY) LTD
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自然体験教室での自然観察会の様子 |
関連リンク:
⇒ブリヂストンの環境への取り組み
⇒ブリヂストンの社会貢献活動
■2006年11月「中期経営に関する基本的な考え方」発表後の主な対外発表の位置付け
2011年以前の対外発表は除いています。最終目標:タイヤ会社・ゴム会社として「名実共に世界一の地位の確立」を目指す |
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経営の基本方針: | ||
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1. 「更に上」を常に目指して、全ての製品・サービスで世界最高を目指す | ||
基本戦略 | (発表年 月 日) 主な対外発表 | |
(1)戦略商品群への 積極的なリソース 投入 |
1. タイヤ 戦略商品 |
2012.02.09 『BATTLAX RACING R10 EVO』新発売
2012.02.16 北九州工場で建設・鉱山車両用大型・超大型タイヤの生産能力を増強
2012.02.17 大型スクーター用タイヤ『BATTLAX SC』新発売
2012.05.10 『RACING BATTLAX V01』新発売
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2. 環境対応 商品・事業 |
2012.02.03 「ECOPIA」がトヨタ自動車株式会社の「プリウスPHV」に装着
2012.03.19 「TURANZA ER33 ECOPIA」がLEXUSの「GS450h」に装着
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3. 多角化事業 | 2012.03.30 中国・広東省開平市に新会社を設立 | |
(2)基礎戦闘力の向上 (材料技術・生産技術) |
2012.03.08 天然ゴム資源「グアユール」の研究活動を開始
2012.05.17 天然ゴム資源「ロシアタンポポ」の研究活動を加速
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(3)総合的企業活動の強化 |
2012.01.19 「エコ通勤優良事業所」として認証登録
2012.03.21 「ウォーターマネジメント」の取り組み
2012.04.02 第9 回ブリヂストンこどもエコ絵画コンクール入賞作品を発表
2012.04.16 「持続可能な社会」に向けた取り組み
2012.05.21 自然共生社会の実現に向けた取り組み
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2. 長期戦略を明確化し、事業領域の統合・拡大を推進する | ||
2012.01.10 国内市販用タイヤ販売体制再編の完了
2012.03.05 建設・鉱山車両用タイヤの新工場をタイに建設
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3. 戦略的事業ユニット(SBU)制で真のグローバル企業を目指す | ||
4. 「中期経営計画」を核に、全体最適のグループ経営を目指す | ||
ブリヂストンが世界共通の環境メッセージとして掲げた「One Team, One Planet」。 その意志は、グローバルに展開する一企業として、またその枠をこえてあらゆる人々と、地球のために、ひとつになること。 未来のすべての子どもたちが「安心」して暮らしていくために。 |
ブリヂストンが推進する環境経営活動を表すマーク Ecologyの頭文字「e」を環境活動の土台として位置付け、そこから生まれた活動の成果 (芽) を「澄み切った空」や「生い茂る木々」としてシンボライズしています。 |
本件に関するお問い合わせ先
<報道関係>広報第1課 | TEL:03-3563-6811 |
<お客様>お客様相談室 | TEL:0120-39-2936 |
以上