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スペシャルコンテンツ FIMレジェンド・ライダー「井形とも」さんから学ぶ!
見直してみたい5つのテクニック

ブリヂストン二輪車用タイヤサイトでは、2017年3月に発売された「Team MARIのビューティ・バイク・レッスンDVD」と連動した連載コンテンツを掲載しています。

女性向けラインディングスクールを全国各地で開催している「Team MARI」の代表 井形ともさんによるレッスンやレクチャーが収められたDVDから、映像の一部を紹介しながら、当サイトのために特別に書き下ろしていただいたオリジナル解説を公開しています。

0. レジェンド・ライダー「井形とも」さんとは

2016年11月27日、ドイツのベルリンで開催されたFIM(国際モーターサイクリズム連盟)が主催する年間表彰式で、ひとりの日本人が表彰されました。
その人の名は、井形とも。 井形さんは「FIMウーマンズ・レジェンド・ライダー」という、過去にモータースポーツに貢献したライダーに贈られる栄誉ある賞を受賞しました。日本人としては初の快挙です。 井形さんは、1985年にロードレースデビュー以来、1994年から世界選手権GP125にステップアップ。2年間フル参戦し、世界選手権ロードレースに参戦した女性ライダーの歴史において、最高位7位を獲得、年間獲得ポイント数は現在も破られていません。まさにレジェンド・ライダーです。

現在、井形ともさんは、お姉さんの井形マリ(日本人女性2人目の国際A級ライダーとしてロードレースで活躍)さんが発足した「Team MARI」の代表を引き継ぎ、全国各地でおもに女性インストラクターによる女性ライダーのためのスクールなどを開催しています。

その「Team MARI」のレッスンの内容をまとめたDVDが「Team MARIのビューティ・バイク・レッスンDVD」です。ブリヂストンン二輪車用タイヤサイトでは、その一部をご紹介しています。初心者だけでなく、ベテランライダーの方もぜひご覧ください。

1. フロントブレーキの指のかけ方



「『走る』『曲がる』『止まる』
この3要素がバイクの基本です。

そのなかでも、最も重要なのが、『止まる』という要素です。
コーナリング中、たとえば二人のライダーが同じような速度で走れていても、『止まる』ということに関しては、ブレーキングの制動距離で大きな違いが出てしまうことがあります。
安定して、しっかり止まるためには、ブレーキレバーをしっかり握れるような指の使い方、適正な入力ができるようになれるかがとてもポイントになります。
教習所では基本の4本指がけを教わりますが、そのほかにも、1本指、2本指、3本指といった具合に指のかけ方はいろいろあります。
自分に合った、しっかりブレーキをかけられるような指の使い方を見つけていきましょう。」

1本がけ、2本がけ、3本がけ、4本がけのくわしい解説はこちら!
Vol.1 「フロントブレーキの指のかけ方」

2. 場面にあわせてフロントブレーキに指をかけておく



街中や渋滞路では、すぐにブレーキが必要なシチュエーションはよくあるので、ブレーキレバーに指をかけておいて、いつでもブレーキがかけられるようにしておいてほしいです。

というのも、頭で『ブレーキをかけようかな』って思ってから、
実際に指をかけて、ブレーキがかかるまでの"空走距離"を縮めることができるからです。

それならいつも指をかけておけばいいんじゃないかなと思うかもしれませんが、まだ操作に慣れてない方は、ブレーキレバーに指をかけていて、コーナリングなどで不用意にカツンとブレーキをかけ、自ら危ないシチュエーションを作ってしまうこともあるのです。

そのことを念頭に、場面に合わせた指づかいをしてほしいと思います。」

オリジナル解説はこちらからご覧ください!
Vol.2 「場面にあわせてフロントブレーキに指をかけておく」

3. リアブレーキのかけ方



「ブレーキをかけたときに、リアブレーキを強く踏みすぎてリアタイヤが強くロックしてしまった経験がある方もいるのではないでしょうか。

ブレーキング時は、前に荷重が移るので、後ろの荷重が抜け気味になり、リアブレーキを強く踏みすぎると簡単にロックしてしまいます。

リアブレーキは、そのため繊細に操作をしてほしいですが、手と違って足はとても鈍感です。ブーツを履いているとなかなか繊細な操作がしにくいですが、そのなかでも繊細な操作をするために、2つポイントがあります。」


繊細なリアブレーキ操作をするための2つのコツとは?
Vol.3 「リアブレーキのかけ方」

4. Uターン



「いまの自分のスキルで、どのくらいのスペースがあれば、Uターン、方向転換ができるかということを知っておくことで、このまま、乗車したままUターンするのか、それともバイクから降りて押し歩きするのかを判断することができます。

実際にそれを試すには、広い駐車場など障害物がない安全な場所で行ってほしいですが、その前に、バイクがどういう状態のときが一番小回りできるのか、というのを知っておくことがとても重要なんです。

小回りできる条件というのは、2つポイントがあります。」


小回りできる条件、Uターンの練習方法についてくわしい解説はこちら!
Vol.4 「Uターン」

5. あそびとは



バイクにはさまざまな操作部があります。

クラッチレバー、ブレーキ、それからアクセル、シフトなどありますが、各部、必ず『あそび』というのがあります。

『あそび』というのは、クラッチレバーでいうと、カタカタと動く部分です。
『あそび』がないと、ダイレクトにすぐにブレーキがきいてしまい急にガツンときいてしまったり、アクセルも急激にあいてしまったりします。ガタガタした道でもギクシャクしないでバイクが走れる、という意味合いもあって、『あそび』というのが必ずあります。」

あそびについて、クラッチレバーの使い方などくわしい解説はこちら!
Vol.5 「あそびとは」

いかがでしょうか。

初心者向け、女性ライダー向けの内容で制作されていますが、
経験豊富なライダーにも新たな「気づき」があると思います。
ぜひ、全編の動画と解説をご覧いただき、今日から実践に活かしてみてはいかがでしょうか。

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