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Team MARIのビューティ・バイク・レッスン [Special Edition] Vol.5 「あそびとは」

女性向けラインディングスクールを全国各地で開催している「Team MARI」の代表 井形ともさんによる、レッスン映像「Team MARIのビューティ・バイク・レッスンDVD」が、2017年3月24日に発売されました。
目から鱗のテクニックが満載!詳細でわかりやすい内容は、すべての女性ライダー必見です。

当サイトでは、特別連載企画としてDVDの内容の一部と、井形ともさんご自身によるオリジナル解説を公開いたします。(全5回)

最終回である第5回目のテーマは「あそびとは」です。






井形ともさんによる解説
「バイクの各操作部(アクセル・ブレーキレバー・クラッチレバー・シフト・リヤブレーキ)には、"あそび"という、動かしてもバイクに何も起こらない、例えば握ってもブレーキが効かない、クラッチが切れないなど、軽く動く部分が少しだけあります。

このあそびの量は、多くしたり少なくしたりでき、特に、指で操作するブレーキレバー・クラッチレバー部のあそびは、手の大きさや指の長さによって調整することで、スムーズな走りができるかどうかに影響します。ただ、車種によってはあそびを調整できないタイプもあり、そのような場合は、例えば形状が異なるレバーを取り付ける方法で対応することも可能です。」




●クラッチレバーの場合
あそびが多すぎると、半クラッチ操作をする範囲が狭くなるため、レバーを少し離しただけで、急発進してしまいがちで、スムーズに発進させることが難しくなります。また、クラッチレバーをしっかり握ってもクラッチが切れておらず、停止時にバイクが勝手に進んでしまうこともあるので注意しましょう。

あそびが少なすぎると、レバーを離していってもなかなか発進に繋がらず、指先がレバーにかかるくらいでやっとバイクが動き出し、発進に手間取ることもあります。特に手が小さい、指が短い方は、グリップを持つ親指と、指先にかかるレバーの位置が離れすぎると、繊細な操作がやりにくくなってしまいます。」




●半クラッチ操作をやりやすい位置とは
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「目安として、発進時にゆっくりレバーを放していって、バイクが進みだすレバーの位置が、指の第二関節がかかるくらいになるようにしてみましょう。ここを基準として、丁寧な半クラッチ操作がやりやすい場所を見つけましょう。

各部のあそびの調整方法は車種によって異なります。例えば、クラッチレバーの場合、レバー根元部分についているダイヤル部を手で回して簡単に調整できるタイプや、アジャスターという調整ねじを回すタイプなどです。遊びの調整自体は大掛かりな作業ではありませんが、工具が必要な場合もあるので、バイクショップなどで要望を伝えてやってもらうといいでしょう。」






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