2006~2007年3月
第11章 グループ・グローバル経営の更なる推進で、タイヤ会社・ゴム会社として『名実ともに世界一の地位の確立』を目指して
第4節 創業者石橋正二郎「米国自動車殿堂」入り
当社の創業者石橋正二郎は、2002年に創設された特定非営利活動法人「日本自動車殿堂」(小野泰平会長・芝浦工大前学長)の初代殿堂入りを果たしました。更に2006年4月には、米国自動車殿堂(ミシガン州ディアボーン)に殿堂入りする人として選出されました。同年10月、授賞式が催され、石橋正二郎の孫にあたり、当社の監査役を務めている石橋寬が代理として出席しました。
米国自動車殿堂は、世界の自動車産業の発展に功績のあった人々の創造性や努力、才能を称え、かつ教育機関として次世代を支援することで自動車社会の発展を図ることを目的としたものです。過去、日本人では本田宗一郎氏(本田技研工業創業者)、豊田英二氏(トヨタ自動車最高顧問)、田口玄一氏(品質工学博士)、片山豊氏(元米国日産社長)、梁瀬次郎氏(ヤナセ名誉会長)の5人が殿堂入りを果たしており、石橋正二郎は6人目でした。
「日本自動車殿堂」入りに続き、「米国自動車殿堂」入りに選出されたことは、日本のみならず世界の自動車産業発展への功績が認められたものとして、当社としても大変名誉なことです。
1931年の創業以来、75年という歴史の流れの中で、当社は、「最高の品質で社会に貢献」という創業者の信念に基づく企業理念のもと、自動車産業、更には社会の発展への貢献を目指して邁進してきましたが、ここから、また、新たなブリヂストンの歴史への挑戦が始まりました。