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2000~2006年

第10章 苦闘を糧に、将来に向けた事業基盤の再構築

第10章 苦闘を糧に、将来に向けた事業基盤の再構築 2000~2006

第5節 国内グループ会社の動向

第1話 ブリヂストンスポーツ(BSP)

ブリヂストンスポーツ(BSP)は、ゴルフ用品で続々と魅力的な商品を発表しました。
2004年に発売されたゴルフクラブ「ツアーステージViQ」は、宮里藍選手をはじめ多くの女子プロが使用したことから、空前の大ヒットとなりました。2005年には、2002年の発売以来多くのトッププロ・上級者の支持を得てきたドライバー「ツアーステージ X-DRIVE」に、新素材・新構造設計とターボラバーテクノロジーを採用し、飛びと方向性、フィーリング面にも磨きをかけた「ツアーステージ New X-DRIVE」を発売しました。
ゴルフシューズの分野では、当社グループの高性能タイヤ技術を融合させた高性能ソール「トレッドグリップ」を採用し、スイング時の安定した力強いグリップを実現させたシューズを2003年に発売しました。

第2話 ブリヂストンサイクル(BSC)

ブリヂストンサイクル(以下、BSC)では、市場対応型商品と高付加価値提案型商品の商品構成を改善し、売上拡大を図りました。
提案型商品の代表例として、2000年に発売した「アルベルト」では、BSCの独自技術「ベルトドライブシステム」と、「点灯虫(ライトシステム)」をアルミフレーム車に搭載したところ、発売後6ヵ月で10万台の販売を記録する大ヒット商品となりました。同年、ミニクーパーの開発にも携わった英国のモールトン博士と共同で、分割式フレーム採用の高級小径スポーツ車「ブリヂストン/モールトン」を開発、発売しました。その後も、婦人車の乗りやすさを追求した「ラクラク」、団塊世代向けのニューコンセプトバイク"大人の自転車"「アビオス」を発売しました。
技術的に注目された商品も多くあります。2004年、世界で初めて走行中に空気を自動充填する「エアハブ」装着の2シリーズを発売し、テレビ・新聞・雑誌で大々的に取り上げられました。他にも、電動アシスト自転車に小型高性能バッテリーを採用した「アシスタリチウム」、幼児を乗せた場合の走行安定性などの機能を備えた子供乗せ付自転車「アンジェリーノ」を発売、2006年には、国内最高級ロードレーサー「アンカー」のフルカーボンモデルを発売し、スポーツ車の頂点モデルとして技術力をアピールしました。