タイヤの役割・性能
タイヤの役割
タイヤには大きく4つの役割があります。
1.車両の重量を支える
車体や乗員・荷物などの重量を支えます。
2.駆動力、制動力を路面に伝える
車のエンジンやブレーキのパワーを速やかに路面に伝え、進んだり止まったりします。
3.方向を転換・維持する。
直進を維持したり、方向を転換したり、車の進む方向をリードします。
4.路面からの衝撃をやわらげる
路面の凹凸によって発生する衝撃を吸収し緩和します。
タイヤの性能
タイヤには、7つのすぐれた性能があります。
低燃費性
タイヤが転がりやすい→アクセルを踏む量が少なくなる→燃料消費が少なくなる。つまり、タイヤを転がりやすくする性能
直進安定性
横風や路面の影響による車のふらつきを抑え、安定してまっすぐ走ろうとする性能
ドライ性能
乾いた路面で、安全に止まり、スムーズに曲がることができる性能
ウェット性能
雨などで濡れている路面で、安全に止まり、スムーズに曲がることができる性能
静粛性
タイヤが路面に接することで発生する音を抑える性能
乗心地
路面の凹凸による揺れや振動が車に伝わることを抑え、乗り心地を良くするタイヤの性能
ライフ
使用限度まで使える距離を長くする性能
タイヤが路面と接している面積
タイヤ1本の接地面積はハガキ1枚分の面積。その小さな接地面積で「荷重を支える」、「走る」、「曲がる」、「止まる」という車の基本性能を担っています。
セダン(約1.0t)のタイヤを人間の足として試算すると、成人男性(体重65kgで試算)が常につま先だけで体重を支え、走り、曲がり、止まり、衝撃を吸収している計算になります。
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