タイヤのキホン

タイヤに空気が入っている理由

車のタイヤには空気が入っていることをご存知ですか?
多くの車のタイヤは、ゴムのかたまりではなく、中が「空気」で満たされています。
実はこの「空気」が、タイヤにとって非常に重要な役割を果たしています。

役割 その1:衝撃をやわらげる

空気が衝撃を吸収

タイヤの中の空気がクッションの役割を果たし、路面の凹凸によって発⽣する衝撃を吸収し、乗り心地を良くしたり、車そのものへの衝撃をやわらげる役割を果たしたりします。

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衝撃が吸収されない木の車輪

昔の映画に出てくるような馬車の木の車輪などは、ゴツゴツと地⾯からの衝撃が伝わるなど、空気入りタイヤに比べて乗り心地は悪くなってしまいます。

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役割 その2:重さを支える

タイヤの大切な機能の一つに、「車両の重量を支える」という役割があります。

乗用車の重さは500~3,000㎏もありますが、乗り心地や耐久性などを維持しながらこの重さを支えるためには、軽くて劣化しない空気が適しています。

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空気の量が多いほど重い重量を支えることができるので、一般的に車両が大きく重くなると、サイズの大きいタイヤを使います。

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空気圧は高過ぎても低過ぎてもタイヤに影響を及ぼします。適正な空気圧を守ることが大切です。