ニュースリリース

福岡バイオコミュニティのプロジェクトに参画し、グアユールの生産性向上技術の共同研究を開始

2024年06月27日

 株式会社ブリヂストンは、福岡バイオコミュニティが実施するプロジェクトへ参画し、グアユール※1由来の天然ゴム生産性向上に寄与する研究を開始しました。

 福岡バイオコミュニティとは、内閣府が推進する「バイオ戦略」に基づき認定を受けた、地域に応じた特色あるバイオ分野の取り組みを展開する地域バイオコミュニティの一つです。久留米リサーチ・パークを事務局として、福岡県と久留米市が連携し、ブリヂストン創業の地である久留米市を中心にバイオテクノロジーを核とした新産業・バイオベンチャーの創出や、バイオ関連企業・研究機関等が集積するバイオコミュニティの形成を目指しています。

 ブリヂストンは、今後へ向けた新たな種まきである探索事業の一つとして、社外パートナーとの"共創"を軸にパラゴムノキから得られる天然ゴムの多様化原料として期待されているグアユールの技術探索を推進しています。グアユールは、生育地が熱帯地域に偏在し病気や気候変動の影響を受けやすいパラゴムノキとは異なり、乾燥地帯で栽培できる植物で、この活用により再生可能資源の拡充、天然ゴム供給源の多様化だけでなく、乾燥地帯の緑化にも貢献します。今回、福岡バイオコミュニティが構築した産業化プラットフォームに参画し、九州大学と共同でグアユールから収穫できるゴム量を向上するための方法や品種改良に関する技術開発を行うことで、実用化を目指します。

 ブリヂストンは、共創をベースにバイオ技術を活用した技術イノベーションを推進し、再生可能資源を拡充することで、企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」※2で掲げる「Ecology 持続可能なタイヤとソリューションの普及を通じ、より良い地球環境を将来世代に引き継ぐこと」にコミットしていきます。

  1. ※1乾燥地帯で育つ「ゴムをつくる植物」グアユールについてはこちらを参照ください。
  2. ※2「Bridgestone E8 Commitment(ブリヂストンイーエイトコミットメント)」
    ブリヂストンは、「2050年 サステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供している会社へ」というビジョンの実現に向けて、企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」を制定しました。これを未来からの信任を得ながら経営を進める軸とし、ブリヂストンらしい「E」で始まる8つの価値(Energy、Ecology、Efficiency、Extension、Economy、Emotion、Ease、Empowerment)を、ブリヂストンらしい目的と手段で、従業員・社会・パートナー・お客様と共に創出し、持続可能な社会を支えることにコミットしていきます。

本件に関するお問い合わせ先

<報道関係> 国内広報部 TEL:03-6836-3333
<お客様> お客様相談室 TEL:0120-39-2936

以上