バス乗降のバリアフリー化に貢献するバス停バリアレス縁石が実用化
汎用性の高い独自形状の縁石で大型・小型のバス正着性向上を実現
2019年06月07日
株式会社ブリヂストンは、横浜国立大学(「交通と都市研究室」:中村文彦教授)、公益社団法人日本交通計画協会、株式会社アドヴァンスと、バス停バリアレス縁石を開発し、岡山県岡山市にある後楽園のバス停で実用化されました。 2019年6月10日より運用が始まります。
バス停バリアレス縁石は、側面の特殊な形状等により乗降口と停留所の隙間を小さくする正着性向上を可能にし、バス乗降のバリアフリー化に貢献するものです。今回実用化した縁石は、当社と日本交通計画協会の知見を融合させた、大型・小型のバスが共に正着性向上を達成できる汎用性の高い形状となっています。 これにより、「バスを安定的に縁石に寄せる」、「タイヤと縁石の接触時の影響を緩和する」というバリアレス縁石実用化に向けた課題を解決し、岡山市が取り組んでいる「バス利用者の安全確保と利便性向上」に貢献します。
〈採用されるバリアレス縁石について〉
都市化や高齢化、環境問題の深刻化が進む中、公共交通は今後さらにその重要性を増していくと考えられています 。特に、バス輸送においては、高齢者、車いす利用者、ベビーカー利用者を含むすべての人々が安心してスムーズに乗り降りするためのバリアフリー化が大きな課題となっています。 この課題を解決すべく、当社は個々のニーズに応じてカスタマイズ可能なバリアレス縁石と共に、縁石に対応するバリアレスコンセプトタイヤについても研究を進め、縁石とタイヤを組み合わせたバリアレス化システムとして様々な場所に展開する予定です。
当社は、当社のCSR体系「Our Way to Serve」の中で、「Mobility(モビリティ)」「People(一人ひとりの生活)」を重点的に貢献していく領域としています。 当社は今後もイノベーションと先進技術を通じ、すべての人々が安心・安全、快適に移動し、生活し、働きそして楽しむことができるバリアフリーな社会づくりに貢献していきます。
本件に関するお問い合わせ先
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