ニュースリリース

2輪レース専用タイヤ「RACING BATTLAX V02」
(レーシング バトラックス ブイ ゼロツー)新発売

-MotoGPテクノロジー「GP-BELT(ジーピー ベルト)」を市販用タイヤに初採用‐

2013年12月18日
No.182

 株式会社ブリヂストンは、2輪レース専用※1タイヤとして「RACING BATTLAX V02」を2014年2月1日から全世界※2で順次発売します。サイズはフロント1サイズ(各2スペック)、リア1サイズ(各2スペック)です。

 この商品は、MotoGPテクノロジー※3を搭載し、ラップタイム短縮、乗り易さ、摩耗ライフの向上を追求した「BATTLAX」シリーズのフラッグシップモデルです。また、最新のMotoGPテクノロジーである新構造「GP-BELT」を市販用タイヤとして初搭載し、さらに新コンパウンドを採用することで、サーキット走行において重要であるグリップ力と摩耗ライフの向上を高次元で両立させました。


フロント
フロント
リア
リア

 「BATTLAX」シリーズは、当社が公式タイヤサプライヤーを務める「FIMロードレース世界選手権シリーズMotoGPクラス」用のタイヤを頂点とした、オンロード用モーターサイクルタイヤのプレミアムブランドです。ツーリング走行用からレース用まで、また小型バイク用から大型バイク用まで幅広いラインアップをそろえています。

 当社は「BATTLAX」シリーズを始め豊富なラインアップで、今後も多くのライダーの皆様の快適なライディングをサポートしていきます。

※1 公道では使用できません。タイヤウォーマーを使用し、後述の推奨条件でサーキットで走行してください。
※2 日本では2014年2月1日から発売。アメリカ、欧州、中南米、アジア、オセアニア地区等でも順次発売予定。
※3 MotoGPテクノロジー
極限の領域で走行するMotoGPにおいて培われた技術の総称。

 MotoGP Technology

1.採用新技術

(1)新構造「GP-BELT」
従来品(RACING BATTLAX V01、以下同様)では、コーナーリング時におけるタイヤの接地面の一部に接地圧が低い部分がありましたが、新構造「GP-BELT」の採用により接地圧を最適化し、均一化しました。それにより、グリップに寄与する接地面積が拡大することでコーナーリング中のグリップ力が向上し、且つ摩耗抑制も図っています。


新構造「GP-BELT」

(2)新コンパウンド
新たに開発したコンパウンドは、低温から高温のすべての領域でグリップ力を従来品対比で向上させることに成功しました。特に走り始めのタイヤが低温時の状態や、走行中のタイヤが十分に温まった状態において、従来品と比較して高いグリップを発揮し、乗り易さと運転時の安心感を向上させています。


2.発売サイズと日本における発売時期、及び推奨使用条件

Front/Rear
Front
Rear
サイズ
120/600R17
200/655R17
パターン
V02F
V02R
スペック
Soft
Medium
Cold
(冷間時※5)
180~190kPa
140~150kPa
標準リム幅
3.50inch
6.00inch
許容リム幅
3.50~3.75inch
5.50~6.25inch
発売時期
2014年2月1日

※5 冷間時: タイヤウォーマーで温める前の空気圧です。
補足: 温間時(走行後、十分に温まった状態)の推奨空気圧は以下の通り。
Front 220~230kPa、Rear 180~190kPa

本件に関するお問い合わせ先

<報道関係> 広報第2課  TEL:03-6836-3333
<お客様>  お客様相談室 TEL:0120-39-2936

以上