ニュースリリース

年頭所感

2013年1月1日
No.1

株式会社ブリヂストン           
代表取締役CEO 津谷 正明

 2013年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 昨年は、欧州経済危機に加え、中国やインドなど新興国での景気拡大の鈍化傾向などもあり、世界経済の景気減速が見られました。 又、天然ゴムをはじめとする原材料・素材価格相場は不安定な値動きが続き、更には円高が継続するなど当社を取り巻く経営環境は厳しい一年でありました。

 こうした状況下におきましても、当社グループは中期経営計画を経営の中心に据えて戦略的な施策を進め、グローバルに広がる拠点における事業基盤の強化に加え、当社グループの強みである「縦と横の広がり」を最大限に活かしたイノベーションに取り組んできました。 技術イノベーションとしては、パラゴムノキ由来の天然ゴム資源に代わるグアユールやロシアタンポポなどの原材料の研究開発をはじめ、持続可能な原材料で構成した「100%サステナブルマテリアルコンセプトタイヤ」の開発に成功しております。 一方、ビジネスモデルイノベーションでは、運送ソリューションとして、新品タイヤとリトレッドタイヤ、そしてメンテナンスを組み合わせたモデルや、鉱山ソリューションとして、大型・超大型タイヤとコンベヤベルト、更には産業用ホースなどを組み合わせた事業展開やタイヤ空気圧・温度管理システム「B-TAG」等の活用によるサービスとメンテナンスを組み合わせたモデルの展開を進めてきました。

 本年につきましては、不透明な世界経済や不安定な国際政治情勢が続き、ますます先の読みにくい経営環境となると予想されます。 そうした中、真のグローバル企業への転換を目指し、又、業界において全てに「断トツ」を達成するため、これ迄も取り組んできた経営改革を継続し、イノベーションによる「新たな顧客価値」の創造に更に力を入れて取り組んで参ります。

 本年も皆様の一層のご指導、ご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

※化石資源などのように、消費を続けるといずれ枯渇することが予想される資源以外のもの

本件に関するお問い合わせ先
<報道関係>広報第1課TEL:03-3563-6811
<お客様>お客様相談室TEL:0120-39-2936
 
以上