ニュースリリース

~ブリヂストン タイヤセーフティーレポート~

タイヤの“偏摩耗”知らないドライバーは4割以上

~ブリヂストン タイヤの安全に関する調査結果~

2011年9月8日
<参考資料>
[ ブリヂストン タイヤセーフティーレポート ]
株式会社ブリヂストン(社長 荒川詔四)は2011年3月1日に創立80周年を迎えたことと、一般社団法人日本自動車タイヤ協会(JATMA)等が推進する「タイヤの日」が4月8日であることを背景に、毎月8日を「ブリヂストン タイヤセーフティーの日」と設定し、2011年3月から2012年2月までの1年間、毎月タイヤの安全に関わる情報を発信します。

 今回、自家用車を所有し、月に一回以上クルマを運転する男女1,000人に対して行った調査※1によると、ドライバーの4割以上がタイヤの「偏摩耗」という現象を知らないことが分かりました。

 「偏摩耗」とは、タイヤのトレッド(路面との接地面)が道路条件や使用条件等により、部分的に異常に摩耗する現象です。「偏摩耗」は振動や騒音の原因になるだけでなく、タイヤ寿命の短期化やタイヤ本来の性能(排水性など)を悪化させる可能性があります。

「偏摩耗」を防ぐ方法は主に「タイヤの適正空気圧保持」、「定期的なタイヤの位置交換(ローテーション)」の2つ※2があり、当社は安全啓発の一環として、それぞれ月に一度のタイヤ空気圧チェック、5,000km※3を目安とした定期的なローテーションを推奨しています。

 しかし、自分の運転するクルマのタイヤ適正空気圧を知らないドライバーは約5割、ローテーションの目安走行距離がわからないドライバーは4割以上※4にのぼっています。

 クルマの部品で唯一路面と接しているタイヤの点検は、安全で快適なカーライフに欠かせません。これから始まる秋の行楽シーズン、お出かけ前のタイヤ点検を忘れずに!

 調査データの詳細やタイヤ点検の方法については次ページ以降をご覧ください。

※1 ブリヂストンによる調査。全国の18~69歳のドライバー1,000名(男女各N= 500)を対象にインターネット調査を実施。調査期間は2011年8月19日(金)~8月21日(日)

※2ドライバーが実践できる対処方法。車両の足回りに問題がある場合に実施するホイールアライメント調整は除く。

※3 5,000kmは当社の推奨です。カーメーカーのオーナーズマニュアル(車両取扱説明書)に記載がある場合は、それに従ってください。

※4 偏摩耗の現象とローテーション作業の意味を理解している方560名を対象に調査




1.タイヤの「偏摩耗」、放っておくとこんな状態に!

名称
現象
原因
写真
 
両肩摩耗
タイヤのトレッド(路面との接地面)の中心部に比べ、両肩(ショルダー部)が早く摩耗する現象空気圧不足
センター摩耗
タイヤのトレッドのショルダー部に比べ、中心部が早く摩耗する現象空気圧過多
局部摩耗
(スポット摩耗)
タイヤのトレッド部が局部的に摩耗する現象・急ブレーキ、急ハンドルなどによる運転操作
・タイヤのバランス不良
ヒール&トウ
摩耗(段減り)
タイヤが円周方向にのこぎりの歯のように摩耗する現象・空気圧不足
・ローテーション不足


〔参考〕タイヤを上手に使えば、溝は均一に減っていきます。
溝深さ7.1mm
(新品タイヤ)
溝深さ3.5mm
(50%摩耗タイヤ)
溝深さ1.6mm
(タイヤの使用限界)
※タイヤのサイズや種類によって溝深さは異なります。

2.自分の運転するクルマのタイヤ適正空気圧を知らないドライバーは約5割!


3.タイヤの「偏摩耗」という現象を知らない人は全体の4割以上!
  「偏摩耗」や「ローテーション」を理解していても、ローテーションの目安走行距離が
分からない人は4割以上!!


4.乗用車用タイヤのローテーションは5,000km※が目安!

※5,000kmは当社の推奨です。カーメーカーのオーナーズマニュアル(車両取扱説明書)に記載がある場合は、それに従ってください。


毎月8日「ブリヂストン タイヤセーフティの日」にはタイヤ点検を行う習慣を身につけましょう。
詳しいタイヤ点検の方法や、タイヤの安全についてはこちらまで。

本件に関するお問い合わせ先
<報道関係>広報第2課TEL:03-3563-6811
<お客様>お客様相談室TEL:0120-39-2936
 
以上