鈴鹿8耐関連情報
暑く、熱かった鈴鹿8耐イベントブースレポート<後編>
真夏の風物詩:鈴鹿8時間耐久ロードレース(以下:鈴鹿8耐)が開催されました。
ブリヂストンタイヤ装着車は17連覇達成することができました!コース上で戦っているライダー・チームにブリヂストンブースからも熱い声援を送りました。
「BATTLAX」ブランドの「断トツ」性能を感じてもらうブースレポートの後編をお届けいたします。
1. ライダートークショー!
DUCATI Team KAGAYAMA:水野涼選手、ジョシュ・ウォーターズ選手、ハフィス・シャーリン選手、加賀山就臣監督
ブリヂストンブース恒例のライダートークショーを開催しました。今年は土曜日のレーススケジュールが変更となったため多くのチームの登壇が可能となり5チームに登壇いただきました。
トップバッターは今年一番の話題と言っても良い「DUCATI Team KAGAYAMA」。世界チャンピオンのワークスマシンを日本に持ち込んで参戦。スプリントレースでは実績のあるドゥカティ パニガーレV4Rが耐久仕様になってどんなパフォーマンスを発揮するのか注目が集まりました。予選では2分5秒台をマーク、決勝レースでもノントラブルで219周を走り切り初参戦にして4位入賞を果たしました!
ドゥカティのレース部門責任者:パオロ・チャバッティ氏も登壇
エースの水野涼選手、ジョシュ・ウォーターズ選手、ハフィス・シャーリン選手、加賀山就臣監督に加えて、ドゥカティレース部門の責任者:パオロ・チャバッティ氏も登壇。「鈴鹿8耐をリスペクトしています。来年も体制強化して参戦したいです」と嬉しいコメント。
Yoshimura SERT Motul:渥美心選手 、アルベルト・アルナス選手、ダン・リンフット選手
続いて「Yoshimura SERT Motul」。鈴鹿8耐と言えば名門ヨシムラ。ブリヂストンブースでのコラボマフラータオルでも一番人気でした。事前テストでグレッグ・ブラック選手が怪我を負って欠場、直前になってアルベルト・アレナス選手の参戦が決定しました。ダン・リンフット選手、母国開催で気合の入る渥美心選手の3名が登壇。
決勝レースでは燃費の良さを活かして7回ピットを敢行、最終スティントの渥美選手の激走で見事3位表彰台を獲得しました!
Team HRC with 日本郵便:高橋巧選手、ヨハン・ザルコ選手、名越哲平選手
昨年の優勝チーム「Team HRC with 日本郵便」。現役MotoGPライダーのヨハン・ザルコ選手の参戦は大きな話題となりました。エースの高橋巧選手、ワークスチームで初めて走る名越哲平選手が登壇。
決勝レースでは路面温度60度にも迫る暑さの中で高橋選手、ヨハン・ザルコ選手は2分7秒台という信じられないタイムで走行、名越選手もウィークに入り一気にタイムアップ。3人の圧倒的な速さと安定した走りで他を寄せ付けず3連覇を達成。この優勝はホンダの鈴鹿8耐30勝目となりました。さらに、高橋巧選手は史上最多6回目の優勝と記録づくめの鈴鹿8耐となりました。
F.C.C. TSR Honda France ジョシュ・フック選手、マイク・ディ・メリオ選手、アラン・ティシェ選手
「F.C.C. TSR Honda France」。ジョシュ・フック選手、マイク・ディメリオ選手、アラン・ティシェ選手の3人で参戦しました。2024年モデルの新型ホンダCBR1000RR-Rのシェイクダウンとなった鈴鹿8耐。しかしさすが名門チーム、徐々にタイムを詰めていきトップ10トライアル進出を決めました。決勝レースでは転倒やトラブルで10分以上ピット作業を行い大きく順位を下げましたが決して諦めない走りで完走しました。
YAMALUBE YART YAMAHA EWC Official Team:ニッコロ・カネパ選手、マービン・フリッツ選手、カレル・ハニカ選手
最後は「YAMALUBE YART YAMAHA EWC Official Team」。ニッコロ・カネパ選手、マービン・フリッツ選手、カレル・ハニカ選手はこのチームで5年目。3人すごく仲が良くて息もピッタリです。しかも、事前テストから全員2分5秒台に入れる圧倒的な速さでした。決勝レースではTeam HRCとの一騎討ちを展開、わずか7秒8差で2位表彰台を獲得しました。意外にも2004年から鈴鹿8耐に参戦しているYARTにとって今回が初の表彰台でした。この結果EWCのポイントランキングで首位に浮上しました。
2. 「迷わずS23」!
スポーツタイプタイヤ市場で圧倒的な支持を得ていたBATTLAX HYPERSPORT S22の後継商品としてBATTLAX HYPERSPORT S23がこの春に発売されました。
「S22より良いタイヤなんて出てくることはないだろう」と販売責任者の佐藤潤(ブリヂストンモーターサイクルタイヤ株式会社 代表取締役社長)は思っていたそうです。しかしBATTLAX HYPERSPORT S23はBATTLAX HYPERSPORT S22の「全性能を向上させた」タイヤとして登場しました。それには佐藤もびっくり。
今でも現役でレースに参戦しているブリヂストンモーターサイクルタイヤ株式会社 代表取締役社長:佐藤潤
「多大なるプレッシャーの中で開発が始まりましたが逆にやり甲斐になりました」と開発責任者のMCタイヤ設計:原田陽一。
「様々なバイクライフに合わせて一般公道で楽しめる」「安心感のあるタイヤ」として待望のデビューを果たしました。
ブリヂストン MCタイヤ開発部:原田陽一 パルス・グルーブは原田のアイデンティティ
ゲストに元スズキMotoGP開発ライダーである青木宣篤さんも登壇。自称「世界一S22を乗ったライダー」の青木さんもBATTLAX HYPERSPORT S23の性能の高さに驚いていました。
元スズキMotoGPマシン開発ライダー:青木宣篤さん ほぼ全てのBATTLAXに乗ったことがある生粋の愛好家
司会進行は元ホンダワークスライダーで現在は二輪ジャーナリストとして多方面で活躍している宮城光さん。わかりやすい説明には定評があります。
BATTLAX HYPERSPORT S22はどんなタイヤを選んだら良いのか迷った時に「迷ったらS22」と言われるくらい定番のタイヤでした。しかしこのHYPERSPORT S23は「迷わずS23」と自信を持ってお薦めできるタイヤです。ワインディングでも、ストリートでも、そしてたまにサーキットでも走りたい、というお客様のニーズに応えることができます。
ブース前には既にBATTLAX HYPERSPORT S23を履いているお客様もいらっしゃり注目度の高さが伺えました。「迷わずS23」。皆さんもぜひ一度店頭で商品をお確かめください。
3. BATTLAXで楽しむサーキット走行
サーキット走行に興味をお持ちの方も多いでしょう。そんな方たちに向けて人気のモトブロガー「ANDY」さんをお迎えしたステージを実施しました。ANDYさんは本田技研工業で二輪車開発、その後HRCでRC212Vなどワークスマシン開発に携わっていました。圧倒的な経験と知識に基づき、バイクのメカニズム・整備・セッティングからバイクの楽しみ方まで幅広い分野で情報発信をしています。
ANDYさんは鈴鹿をホームコースにサーキット走行を楽しんでいます。「三輪車をTシャツ・短パンで乗っても誰も注意しませんよね。ですが同じ服装でツーリングに出かけたら眉をひそめられます。サーキットも同じ、自分の身を守るしっかりとした装具を着用してルールを守る。それが一番大切です」。
佐藤もうなずきます。
BATTLAXにはサーキット走行を楽しめるタイヤを用意しています。ラップタイムに拘るならBATTLAX RACING STREET RS11、サーキット走行初心者、自走でサーキットに行きたい人にはBATTLAX HYPERSPORT S23と一人ひとりの楽しみ方に合わせてタイヤ選びができます。
「サーキットでもストリートでもタイヤは最後の砦。唯一地面に接しているタイヤの大切さを知って安全に楽しいバイクライフを送ってほしい」ANDYさんの言葉はブリヂストンの思いでもあります。