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鈴鹿8耐関連情報 鈴鹿8耐に特設ブースを出展!見て、触れて、楽しめる3日間<後編>

モータースポーツファンが待っていた鈴鹿8時間耐久ロードレース(以下:鈴鹿8耐)が今年も開催。
おかげさまでブリヂストンタイヤ装着車は鈴鹿8耐16連覇達成することができました!コース上で戦っているライダー・チームにブリヂストンブースからも熱い声援を送りました。

「BATTLAX」ブランドの「断トツ」性能を感じてもらうブースレポートの後編をお届けいたします。

1. えっ?!この3人が?超レアなトークバトル

こんな豪華なゲストが登壇するのはブリヂストンブースならでは。

藤井正和総監督(F.C.C. TSR Honda France)、本田重樹総監督(SDG Honda Racing)、加藤陽平チームディレクター(YOSHIMURA SERT Motul)、鈴鹿8耐ファンならこの3人を知らない人はいないでしょう。 鈴鹿8耐を引っ張ってきたと言っても過言ではない名門チームの監督です。この濃いキャラクター(笑)の3人がブリヂストンステージに登壇!
「藤井正和×本田重樹×加藤陽平トークバトル 鈴鹿8耐を語る」と題したステージはSNSでも「最も熱いバトルが見られるかも?」と話題になりました。


2006年、藤井総監督率いるF.C.C. TSRが初めて鈴鹿8耐で優勝しました。「一生忘れられない鈴鹿8耐」と語ります。その優勝はブリヂストンにとっても悲願の初優勝でした。 「自分たちはEWCでチャンピオンを獲るために闘っている。もちろん地元鈴鹿で優勝したい気持ちはあります。大事なのはシリーズを通して勝つこと。そのための一戦が鈴鹿。だけど地元に帰ってきてみんなの顔を見ているとここでも勝ちたいなぁ、って思いますよ。」
ヨーロッパに骨を埋める覚悟でEWCに参戦している藤井総監督。闘将として有名ですが人一倍の優しさを持つ素敵な人柄です。


ハルクプロを率いる本田重樹総監督。初優勝は2010年。清成龍一選手、高橋巧選手、中上貴晶選手と今をときめくスーパースターで臨みました。「ブリヂストンとはチーム創設からの長い付き合い。酸いも甘いも噛み分けてますよ。BS以外考えたことないね。」と長年の信頼関係が伺えるお言葉。「2006年の表彰台、実は藤井(総監督)の横にウチ(ハルクプロ)もいたのに(2位表彰台)誰も覚えてないんだよな」のコメントには会場は爆笑でした。


ヨシムラは鈴鹿8耐第1回大会でワークス勢を抑えて優勝した歴史と実績のある名門チーム。加藤陽平チームディレクターは2006年からブリヂストンとの付き合いが始まりました。その翌年2007年、スイッチして2年目に見事優勝!2009年にも優勝を飾ります。 「ブリヂストンを初めてテストした時に感じたのが"なんて良く止まるタイヤなんだ"でした」よく曲がる、は多く聞きますがよく止まるは珍しいですね。「それだけフロントタイヤの剛性が高いということですね」と初対面からブリヂストンへの信頼感が生まれた模様です。


藤井総監督と本田総監督の暴走(笑)が心配されましたが大人の対応で上手く収まりました。それを期待してきたお客様にとってはちょっと物足りなかったかもしれませんね。続きは来年、ということで?

司会進行は元ホンダワークスライダーで現在は二輪ジャーナリストとして多方面で活躍している宮城光さん。わかりやすい説明には定評があります。

2. ライダートークショー!

F.C.C. TSR Honda France マイク・ディ・メリオ選手、アラン・ティシェ選手、タラン・マッケンジー選手

昨年は新型コロナウイルス感染症対策のためライダートークショーが実施できませんでしたが、今年はライダーをブースステージに招いたトークショーが開催されました! 先ずはF.C.C. TSR Honda France。ジョシュ・フック選手が直前の怪我で来日できず2名体制かと思われましたが、レースウィークに入ってタラン・マッケンジー選手の参戦が発表。マイク・ディメリオ選手、アラン・ティシェ選手との3人で参戦しました。
序盤のトラブルで一時は32位まで順位を下げましたが怒涛の追い上げで見事3位表彰台を獲得しました!藤井総監督も喜んだことでしょう。

SDG Honda Racing 浦本修充選手、埜口遥希選手、名越哲平選手

続いてSDG Honda Racing。このチームも國井勇輝選手がトレーニング中の怪我で欠場、急遽アジアロード選手権で活躍している埜口遥希選手の参加が発表されました。チームのエース名越哲平選手、スペイン選手権4年目の浦本修充選手で参戦しました。雨が降ったり止んだりの微妙な路面をドライタイヤでしっかり走り切った埜口選手の走りと3人の堅実な走りで見事2位表彰台を獲得しました。

※鈴鹿8耐から一週間後のアジアロードレース選手権:ASB1000クラス決勝で発生した多重クラッシュに埜口遥希選手が巻き込まれ現地病院で懸命の治療が行われましたが8月16日逝去されました。享年22歳。前途有望な若者の早過ぎる逝去は残念でなりません。心よりご冥福をお祈りいたします。

3. レース用タイヤのひみつ

みなさんが普段間近に見ることが少ないレース用のタイヤに迫るステージを開催しました。ブリヂストンからはF.C.C. TSR Honda Franceを担当しているMCタイヤ設計若林朋之が登壇。そしてゲストとして元Kawasaki Thailand Racing teamの責任者、日本でも大人気の藤原克昭さんが登壇しました。

「路面温度が60度近くにまで達する鈴鹿8耐では専用のハードコンパウンドを使用していると思うのですが全日本ロードレースで使用しているコンパウンドと聞きましたが本当ですか?」と宮城さんが質問します。「専用のハードコンパウンドは使用しません。全日本ロードレースで使用しているコンパウンドは対応温度レンジが広いのでこんな暑さでも十分機能します」と若林。特に今年の鈴鹿8耐は暑かったのでタイヤには厳しいレースでした。

日本でも大人気、元Kawasaki Thailand Racing teamの責任者:藤原克昭さん

藤原さんは「いくら200馬力を超えるようなハイパワーマシンでもタイヤが路面に力を伝えなければ走ることはできません。タイヤが一番重要、と言っても過言ではありません」と藤原さん。元レーシングライダーとして走ってきたからこそわかる説得力のあるお話でした。ブリヂストンの凄いところは「タイヤのスピニングによってブラックマークはできますが、ブリヂストンのタイヤはスピニングしながらも路面をしっかりと掴み、前へ前へと進んでいきます。これには驚きました」とコメント。

4. 鈴鹿8耐16連覇達成!3日間、ありがとうございました

8時間に渡る激闘が終わり、見事優勝したのはTeam HRC。圧倒的な強さで2連覇達成。これでブリヂストンタイヤ装着車は2006年から16年連続優勝を達成しました!皆さまの熱いご声援をありがとうございました。2位にはSDG Honda Racing、3位に一時32位までポジションダウンからの驚異の追い上げを成し遂げたF.C.C. TSR Honda France。ブリヂストンの赤いキャップが表彰台独占です。

3日間のブリヂストンブースも大盛況でした。お越しいただきまして誠にありがとうございました。来年もお目にかかれることを楽しみにしております。

たくさんのお客様にご来場いただきました。

ゴールまであと30分。ブリヂストンブースもライトアップ。

来年もみなさまにお目にかかれるのを楽しみにしています!



鈴鹿8耐ブリヂストンブースレポート<前編>はこちら



◎関連情報
3年ぶりの夏がくる!ブリヂストン 2023鈴鹿8耐特集

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