橋梁用ゴム支承

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超高減衰ゴム支承(HDR-S)

高減衰ゴム支承(HDR)を開発したブリヂストンは、高減衰ゴムのパイオニアとして減衰性能を更に高めた超高減衰ゴム支承(HDR-S)を開発しました。HDR-Sは免震橋(免震設計)の主要部材として数多くの橋梁に設置されています。

免震設計について

免震設計のポイント

免震設計とは、橋脚と桁の震動をやわらかく吸収し、地震時の構造物の震動を従来工法に比べて大幅に低減できる設計手法です。
免震設計のポイントは、構造物を水平方向に適切なばねで支持すると同時にエネルギーを吸収できる減衰機構(高減衰ゴム)を用いることにあります。
これにより、地震時の水平力を分散させると同時に上部構造の応答加速度を低減して下部構造の安全性を大幅に高めます。

超高減衰ゴム(High Damping Rubber-Super)について

粘弾性体であるゴムに樹脂や充填材を配合する事によって、ゴムの粘性を高めることができます。この粘性により、地震のエネルギーを熱エネルギーに変換し、減衰効果を発揮します。HDR-Sは、天然ゴムを主成分として、配合する樹脂や充填材の組み合わせ、配合割合を最適化し、ゴムや樹脂等のポリマー、ポリマー間、充填材間の変形時の内部摩擦を相乗的に増大させ、非常に優れた減衰性を発現します。

超高減衰ゴム
ポリマー/ポリマー間、ポリマー/充填材間に内部摩擦が発生

高耐候性被覆ゴム;EPDM

ブリヂストンは、全てのゴム支承の被覆に耐候性に優れたEPDMゴム(Ethylene Propylene Diene Monomer Rubber)を採用し、低温環境下での耐オゾン性能をはじめとする各種耐久性能に優れた構造になっています。