事務系
グローバルに広がる生産拠点に
安定した原料調達を実現する。
T.S.
G原材料調達部
国際関係学専攻修了
2015年入社
Career Step
1年目:BSJ調達部化工品原材料課
産業資材、化成品向け原材料調達業務に従事。
4年目:G原材料調達部 G戦略調達第1課
タイヤ向け合成ゴムのグローバル調達業務に従事。
Question 01
現在の仕事内容を教えてください。
私はタイヤの主原料である合成ゴムのグローバル調達業務を担当しています。ブリヂストンの生産拠点は世界に広がっており、それぞれのマーケットニーズに応じた販売・生産計画が立てられています。その生産拠点に必要十分な原材料を調達することが私のミッション。輸送コストや環境負担の少ない“地産地消”が原則ですが、サプライヤーの供給能力が限られている地域には、他の地域からの調達が必要になります。
一口に調達業務といっても、業務内容は多岐にわたります。具体的には原材料調達の年間計画の立案に始まり、グローバル調達戦略の立案とそれに基づく各サプライヤーとの価格条件交渉、購入数量の策定とシェア管理、デリバリーサポート、自然災害など予期せぬ事態が起こっても事業を中断させないBCP(事業継続計画)策定など。合成ゴムのグローバル調達は規模が大きいため、3人チームで担当品目を分けて業務を遂行しています。私が担当している合成ゴムの調達量は年間数十万トンに及び、購入金額は数千億円に及びます。それだけに責任も大きいものがありますが、グローバルに広がる当社の生産活動を支えている実感があり、大きなやりがいにつながっています。
現在の仕事内容を
教えてください。
Question 02
仕事を進めるうえで心がけていることは?
一般に原料調達というとコスト面だけに注目されがちですが、私たちが重視するのはそれだけではなく、品質、デリバリー対応、更にそれらを担保したうえでの供給安定性です。調達においては世界中のサプライヤーと価格条件等について交渉しますが、当社だけが有利または不利にならないように、Win・Winを目指してお互いの落しどころを探ります。その交渉過程がこの仕事の醍醐味でしょう。どちらかが一方的に勝って、1回限りの取引になっては意味がありません。中長期的な信頼関係を築けるかどうかも交渉の要です。
またつねに一歩、二歩先のことを考えることも強く意識しています。供給対応も価格交渉も、市場競争が激しくなってからでは遅いので、他社に先駆けての行動が必要です。日々当社の生産動向、外部のマーケット環境をモニタリングし、先の予測を立てています。そして需給バランスに変化の兆しが表れたら、それを早期にキャッチし、迅速な対応に動きます。例えば、2021年はコロナから景気が急回復し、自動車・タイヤ需要が急増しましたが、同時に半導体不足をはじめとする業界を超えた部品・原材料不足に加え、グローバル規模での物流混乱が発生しました。私は当社の生産動向と外部環境を複合的に分析し、競合他社に先駆けてアクションを起こしたことで、増産に必要な担当原材料を確保することができました。
仕事を進めるうえで
心がけていることは?
Question 03
今後の目標、将来ビジョンを教えてください。
ブリヂストンはタイヤ・ゴム業界のグローバルリーディングカンパニーであり、使用量が世界最多という原材料も多数あります。調達業務ではその事業規模を活かした条件交渉ができることが大きな強みです。私はこれまで合成ゴムのグローバル調達に関わってきましたが、今後は天然ゴムやカーボンブラックなど当社が使用する原材料全般の調達経験を持つ、プロの調達マンになることを目標にしています。また、サステナビリティを中核とした当社中長期事業戦略構想の実現に向けて再生可能資源を起点とする新たなサプライチェーン構築にも挑戦したいです。再生可能資源の調達となれば、サプライヤーも競合プレイヤーも一変します。これまで経験したことがないスキルが求められるかもしれませんが、それでも、原材料調達の側面からブリヂストンの事業戦略を支えるというチャレンジは、とても魅力的だと感じています。
今後の目標、
将来ビジョンを教えてください。
Special Question
あなたにとって、
ブリヂストンの「旅」とはなんですか。
私にとってブリヂストンの「旅」は当社の使命そのものです。最高の品質をもって、ヒトとモノの移動を支え、世の中の人々の暮らしを豊かで幸せなものにする。そのための一歩一歩が「旅」の行程です。