技術系
タイヤの根幹である成型工程。
そのシステム制御開発を担う醍醐味。
S.H.
成型生産技術システム制御開発部
情報システム科学専攻修了
2014年入社
Career Step
1年目:GUタイヤ設備開発ユニット
汎用タイヤの設備における、全自動成型機「EXAMATION」のシステム制御開発を担当
5年目:タイヤ成型制御開発ユニット
新商品開発のためのタイヤ製造設備のシステム制御開発を担当
Question 01
現在の業務内容とその醍醐味を教えてください。
新構造・高性能・超軽量といった次世代タイヤを開発するための製造設備について、基礎検討からシステム導入までの業務を担当しています。中にはこれまでコントロールできなかったタイヤの特性にまで及ぶ開発もあり、そういった中で新たな知見を得られることが技術者として面白いところです。そして開発した設備でタイヤの性能アップが実現できたとき、大きなやりがいと達成感を感じます。成型工程はタイヤの根幹。ブリヂストンはその設備を内製しているため、新たなタイヤを開発する際、柔軟に設備を変えることが出来ます。それにより、より良い商品をスピーディーに生み出せることが、当社の強みでもあるのです。だからこそ、私たち生産設備の生産技術者がいなければ次世代タイヤは実現できない、という自負があります。そんな開発に携われること自体が私の仕事の醍醐味です。
現在の業務内容と
その醍醐味を教えてください。
Question 02
開発に取り組む中で苦労することは何でしょう?
制御する対象が“ゴム”なので一筋縄ではいきません。思い通りにコントロール出来ないこともあります。それを乗り越える際に心強いのは、社内に蓄積された豊富な技術です。諸先輩方の技術力は目を見張るものがあり、自分もまだまだ勉強しなければと身を引き締めています。一方、自分のこれまでの経験も大いに役立てています。入社当初から携わった全自動成型機のシステム制御開発は、当社でも類を見ない最先端の技術開発、かつ大規模プロジェクトで、社内のスペシャリストが結集。そこに参画できたのはラッキーでした。厳しく鍛えられ、自ら勉強もし、自動制御の多くの知見を得ることができ、現在もそれらを活用しています。私は壁にぶつかったとき、周りの先輩方に聞いたり、社内の膨大な資料を参考にしたりしつつ、自分の経験を踏まえて解決していきます。そして、自分自身が辿った課題解決のプロセスは一つひとつドキュメントに落とし込むようにしています。それが今後の開発の円滑化にもつながると思うからです。
開発に取り組む中で
苦労することは何でしょう?
Question 03
これから挑戦したいこと、ビジョンを教えてください。
サスペンションなどを含むクルマの足回りに関するIoTの分野はこれからさらに拡がりを見せ、そこに自身の技術が活用できるのではないか。そう思ったことが、ブリヂストンを選んだそもそもの理由でした。入社8年目の今もその思いは変わりません。タイヤに関わるセンシング技術も日々進化を遂げており、今後さらに多くのデータが蓄積されていきます。そのビッグデータの解析に力を入れることで、目で見てわからなかったことが“わかる”ようになっていきます。それに加えて、自動学習などを組み合わせて開発に活かしていく。システム制御技術者として今後できることがどんどん増えていくと思うと胸が躍ります。そんな中、自らの新しいアイデアや発想力を発揮して、革新的なモノづくりを実現していければと考えています。また、幅広く業務を進めていく中で、ゆくゆくは誰にも負けない分野をひとつ作り、その分野におけるスペシャリストになり、ブリヂストンの技術に貢献していきたいと思っています。
これから挑戦したいこと、
ビジョンを教えてください。
Special Question
あなたにとって、
ブリヂストンの「旅」とはなんですか。
「『断トツ商品』への挑戦」です。これまで積み上げた他社には負けない技術、最先端の技術を最大限活用して、世の中にない開発をやっていきたい。技術に終わりはありません。その意味で、私にとってブリヂストンの「旅」も終わりのない旅です。