技術系
データ分析に基づき、
問題解決への最適解を示す。
H.I.
甘木工場
工場企画管理課
機械航空工学科卒業
2015年入社
Career Step
1年目:TC/原価企画・生産性向上ユニット
グローバルでの指標管理・課題解決、新型成型機「EXAMATION」作業設計などを担当。
3年目:甘木工場/工場企画管理課
IE (Industrial Engineer)として工程の見直し・改善を担当。少人・生産性向上改善活動の支援や能力増強検討、直接人員計画策定なども手掛ける。
Question 01
現在の仕事内容を教えてください。
工場企画管理課のIE担当は、社外の環境変化や社内の上位方針を理解した上で、データに基づいた適切な助言・提案を行い、工場長や主任など現場のマネージャーが正しい決断・行動をスピーディに行える環境を作ることをミッションとしています。いわば、工場の工程に関する社内コンサルタント、あるいはマネージャーをリーダーとする参謀の役割です。たとえば市場ニーズの高まりを受け、販売部門から増産要求が寄せられた場合、私たちIEは要求にミートすべく様々な角度から検討を行います。工場のボトルネックを特定し、増産のための投資を行うのか。投資を行うとすれば、見合った効果が生み出せるのか。それらを各種データ分析に基づいて検討し、最適解を提案します。またその過程では部門横断的に様々な経験・知識を持ったメンバーを集めたCFT(クロス・ファンクショナル・チーム)を結成し、現場状況に即した実行計画を立案します。
現在の仕事内容を
教えてください。
Question 02
仕事のどのようなところにやりがい、面白みを感じますか?
CFTが一丸となって、大きな投資プロジェクトを成功させたときや、それは無理だと言われた改善を成し遂げたときに大きな達成感が得られます。私は、工場勤務2年目にタイヤ搬送の自動化プロジェクトを担当しました。それまで人の手で行っていた搬送をロボットに代替することで少人化と生産効率向上をめざすものです。しかし過渡期には、人とロボットが混在して作業する期間も生じます。そうした各種要素をシミュレーションして計画を進めていくのですが、試行中には様々な想定外の事態が発生します。その都度チームメンバーが協力しあい、数々の課題を克服していきました。完成まで2年間に及んだ自動搬送ラインは工場全体の生産性向上に大きく寄与し、現在は成功モデルのひとつとして、工場見学の目玉にもなっています。
仕事のどのようなところにやりがい、
面白みを感じますか?
Question 03
仕事をする上で、大切にしていることを教えてください。
IEという職種は「コンサル」「参謀」に例えた通り、策を立案・提案します。しかし実働するのは多くの場合、他部署の方々です。納得感を持って行動してもらうためには、いかに説得力のある解決策を提案できるかにかかっています。そこで重要になるのがデータ分析です。工場に蓄積された多様なデータを分析し、課題や問題点、あるいはその解決の糸口を数値で示す。経験則に照らせば常識外と一蹴されるような提案も、データ分析に基づく根拠を示せば大きな説得力を持ちます。この現場への深い理解と、データサイエンスとしてのスキルこそがIEの最大の武器だと私は考えています。今後はこのスキルを磨き、データドリブンな工場運営、さらには工場DXの推進に寄与したいと考えています。
仕事をする上で、
大切にしていることを教えてください。
Special Question
あなたにとって、
ブリヂストンの「旅」とはなんですか。
人々を感動させるような体験・価値を提供し続けることです。より良いタイヤを提供することが、価値の提供に繋がると思います。それはひとえに、製造現場での改善活動を永続させることだと考えています。エネルギーがガソリンから電気へ変わろうと、フィールドが地球から月へ変わろうと、改善活動を変わらず続けていくことが「旅」だと思います。