技術系
10年、20年先を見据えて、
自由な発想で次世代技術開発に挑む。
M.D.
次世代技術開発第2部
輸送・環境システム専攻修了
2015年入社
Career Step
1年目：タイヤ研究部
トラック・バス用タイヤの耐久向上技術開発に従事。その後、中央研究所に異動し、建設車両用タイヤもしくは鉱山車両用タイヤのサイドカット検知・寿命予測技術開発、ランフラットタイヤ耐久向上技術開発などを担当。
４年目：次世代技術開発部
革新タイヤ技術開発、次世代モビリティ向けタイヤ耐久向上技術開発。
Question 01
ブリヂストンを志望した理由を教えてください。
大学院で自動車メーカーと共同基礎研究を進めていたこともあり、広く自動車業界に興味を抱いていました。ブリヂストンを志望したのは夏休みを利用した3週間のインターンシップに参加したことがきっかけです。実際の業務を経験してその技術力の高さを実感し、社員の方々の仕事に対する思いや情熱を肌で感じることができました。なかでも印象に残っているのは、みなさんが仕事を楽しんでいた姿。大学院での研究と異なり、仕事となればやりたくないこともしなくてはいけないんだろうな、と漠然と考えていた私にとって、目を輝かせていきいきと課題に取り組んでいる姿は衝撃的でした。こんな人たちと一緒に仕事をしてみたいと思うのに時間はかかりませんでした。
現在はインターンシップでお世話になった部署で、中長期的な時間軸で顧客価値を向上させるための新技術開発に取り組んでいます。私はMaaS(Mobility as a Service)を実現する次世代モビリティ向けタイヤの新技術開発を担当しています。
ブリヂストンを志望した
理由を教えてください。
Question 02
現在取り組んでいるテーマ、技術課題とは？
MaaSに使用される車両は、車自体を店舗や体験空間にするなど幅広い用途に用いられることが想定されます。車両空間をなるべく広く活用するため、タイヤには小径かつ荷重に耐えられる性能が求められます。そこで発生する第一の課題は耐久性です。タイヤはゴム、金属、繊維からなる複合体であり、いくつものパーツが組み合わさってできています。小径タイヤは中に入れられる空気も少なくなるため空気圧を高くしなくてはなりません。こうしたいくつもの要素を組み合わせながら、もっとも変形しにくい組成、構造を導き出す必要があります。また、シミュレーションで良い結果が得られても、実際のタイヤでは思うような結果が得られない、そもそもめざすタイヤが製法上作れないというケースも少なくありません。現在は課題をすべて洗い出し、材料部門や製造部門と協力して実現までに乗り越えるべき課題をひとつずつ解決しているところです。
現在取り組んでいるテーマ、
技術課題とは？
Question 03
現在の仕事のどのようなところにやりがい、面白みを感じますか？
10年、20年先を見据えて新しい技術を創り出していくため、私たちには従来の考え方にとらわれず自由な発想でチャレンジしていくことが求められています。進め方に正解はなく、自身の独創性を存分に発揮できるところに面白さを感じています。自身のアイデアが性能向上に結び付いたときには大きな喜びを感じることもできます。
一方、こうした中長期開発ではモチベーションの維持が意外に大きな問題だったりします。現在私が取り組んでいるMaaS車両用タイヤも、乗り越えるべき課題は山積みで、ゴールまでの道のりも見えませんでした。成果が見えないと、何のために仕事をしているのか、自分の存在意義を疑うようになるのです。そんな時は、自分の業務が所属組織や会社、あるいはお客様においてどういう役割・位置づけにあり、求められている成果は何かを改めて強く意識するようにしています。
現在の仕事のどのようなところにやりがい、
面白みを感じますか？
Special Question
あなたにとって、
ブリヂストンの「旅」とはなんですか。
常に「断トツ」であり続けるために挑戦し続けることがブリヂストンの歩む道だと思います。 私自身もブリヂストンの技術者として、新技術開発を通じて社会価値・顧客価値向上に貢献できるようにいつまでも挑戦する姿勢を大事にしていきたいと思います。
