いつ履く?いつ戻す?スタッドレスタイヤの履き替え時期

冬のドライブにはスタッドレスタイヤが必要とご存知の方は多いものの、スタッドレスタイヤの履き替えタイミングについてはあまり知られていないようです。急な雪に見舞われ慌ててスタッドレスタイヤを購入、夏まで(場合によっては次の冬まで)そのまま履き続けているという方も実際に見かけます。今回は安心・安全なドライブを楽しむために、スタッドレスタイヤを装着するタイミング、またサマータイヤへ戻すタイミングについてお話をしたいと思います。

タイヤ交換のイメージ

まずいつスタッドレスタイヤに履き替えるかという話から。前回このブログでもご紹介しましたが、スタッドレスタイヤの性能を100%引き出していただくために、新品スタッドレスタイヤを購入いただいた場合は時速60km/hで200kmほどの慣らし走行をおすすめしています。これはタイヤ表面の油や汚れを取り除き、路面と接するトレッド面をより均一に接地させるようにするためです。

ですから雪が降り出す約1ヶ月前を目処に、スタッドレスタイヤの購入&履き替えをしていただくのが理想です。具体的なタイミングは気象庁が発表している「霜・雪・結氷の初終日」の情報が参考になります。例えば下の図は、主要都市の雪の初終日を示したものです。北海道札幌市では10月末から4月中頃、東京都では1月上旬から3月上旬の期間に雪が降るだろうということがわかります。同様に結氷の初終日を見ることで、路面が凍結する可能性のあるおおよその期間を知ることができます。慣らし走行を考慮するとこれらの期間が始まる1ヶ月前あたりがスタッドレスタイヤへの履き替えタイミングと言えそうです。

主要都市の「雪の初終日 平年値」( 気象庁 過去の気象データ検索外部リンク

日本地図

(2022年9月14日更新)

またスタッドレスタイヤからサマータイヤへと戻すタイミングは雪や結氷の終日が目安になります。気象庁のウェブサイトでは都市ごとに平年のデータが発表されていますので、お住まいのエリアまたよくお出かけになるエリアをチェックし、直近の気象予測と照らし合わせながらタイミングを決めると良いでしょう。

最後に、そのままスタッドレスタイヤを履いていてはダメなの?という疑問にもお答えしておきましょう。最近のスタッドレスタイヤは乾いた路面でもスムーズに走れてしまうためそのまま履き続けている方も見かけますが、実はスタッドレスタイヤはサマータイヤと比べると氷雪路に強い反面、雨が苦手なタイヤということを覚えておいてください。

冬には冬のタイヤ、夏には夏のタイヤを選ぶことがドライブを安全で楽しいものにしてくれるのです。

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