導電スリットである場合が大半です。導電スリットは安全性能・摩耗性能には全く問題ありません。
一般的に、シリカが多く配合されたタイヤは、ゴムの導電性が低い特徴があります。
従って、走行中に車両で発生した静電気が路面へ放電されにくい傾向があります。
そこで、 導電性の高いゴム(導電スリット)をトレッド面に線状に露出させ、蓄積した静電気を放出しやすくしています。
導電スリット(ゴム)は他のトレッドゴムと色調が異なる為、トレッド面にスジ状に見えることがありますが、安全性能・摩耗性能には全く問題ありません。
二輪用タイヤの場合、導電スリットはタイヤのほぼセンター部に配置されていますが、サイドスタンドをかけた場合でも確実に接地するように、センター部から進行方向左側に5~10mmオフセットして配置されています。