いつの日か制覇したい日本本土四極踏破
2021年、ブリヂストンは創立90周年を記念して、「ブリヂストンが選ぶ 日本の道 90選」企画をブログとSNSを通し、みなさんにお届けしてきました。日本は離島を含めると東西・南北ともに約3000kmの国土をもち、亜熱帯域から亜寒帯域まで多様な気候と、はっきりとした四季があることで、季節ごとに美しい自然の変化を楽しむことができる国です。また異なる自然環境によって生まれたさまざまな文化や歴史、そして人々の暮らしがあります。全国各地の道を巡る旅は、実に多くの発見と驚き、そして感動を与えてくれるものでした。
全国各地の道を巡る旅では、私たちと同じように発見や感動を求めドライブやツーリングを楽しむ方たちにも多く出会えました。その際、意外にも多くの方が楽しまれていたのが"日本の端っこ巡り"の旅でした。最北端の北海道稚内市(宗谷岬)、最東端の北海道根室市(納沙布岬)、最南端の鹿児島県南大隅町(佐多岬)、最西端の長崎県佐世保市(神崎鼻)は、いずれもクルマやバイクで訪れることができ、それぞれの地で美しい自然や文化、歴史に触れることができるとあって、みなさん時間をかけ、東西南北、日本本土の四極踏破を目指しドライブを楽しまれていました。
4枚集めると裏面がA3サイズの大きな証明書になります。
そんな四極踏破の旅を盛り上げてくれるのが、「日本本土四極踏破証明書」です。稚内市、根室市、佐世保市、南大隅町は1991年5月に「四極交流盟約書」を締結し、これまでさまざまな交流を行ってきました。そして2016年に日本本土の「最北端」「最東端」「最南端」「最西端」として、踏破証明書を統一の様式で作成し、「日本本土四極踏破証明書」の無料配布を開始。各地の市役所や観光案内所などで手に入れることができるA6サイズのこの証明書は、東西南北の4枚を揃えると、裏面がA3サイズの大きな「日本本土四極踏破証明書」になるという仕掛け。これは集めたくなりますね。もちろんそれぞれのスポットへアプローチする道も素晴らしいドライブ体験を提供してくれます。
■"日本の端っこ"はアプローチする道まで面白い!
●最北端:北海道稚内市(宗谷岬)
日本最北端の地、宗谷岬。記念碑のある岬の先端に立つと、前方三方が海、そして正面には43km先のサハリンの島影が浮かび上がります。ブリヂストンが選ぶ「日本の道 90選」でもご紹介しています。ちなみに、「日本本土四極踏破証明書」は稚内市役所などで手に入れることができます。
●最東端:北海道根室市(納沙布岬)
日本で最初に朝日を見ることができる日本本土最東端、納沙布岬。その納沙布岬へと続く北太平洋シーサイドラインは、ブリヂストンが選ぶ「日本の道90選」でも紹介しています。「日本本土四極踏破証明書」は根室市役所や根室市観光協会などで手に入ります。
●最南端:鹿児島県南大隅町(佐多岬)
佐多岬は北緯31度線上に位置する本土最南端の岬です。佐多岬ロードパークは2012年より南大隅町の町道となり、改めて整備が行われ、「霧島錦江湾国立公園特別保護区」の素晴らしい自然を堪能できるルートとして再び注目を集めています。「日本本土四極踏破証明書」が手に入る観光案内所のある佐多岬駐車場の少し手前には北緯31度線 モニュメントもあり、愛車との記念撮影も楽しめます。
●最西端の長崎県佐世保市(神崎鼻)
佐世保市にある神崎鼻公園は北緯33度12分、東経129度33分に位置し、公園の駐車場から海中遊歩道を数分歩いたところに本土最西端のモニュメントがあります。神崎鼻へのアクセスルートとなる県道18号は佐世保市の西海岸沿って走るルートで、北九十九島の美しい風景を楽しむことができます。長串山公園や冷水岳展望台からの素晴らしい眺望も必見です。「日本本土最西端訪問証明書」は、佐世保市小佐々支所などで受け取ることができます。