創立90周年企画:ブリヂストンが選ぶ「日本の道90選」(関東編2)
ブリヂストンは2021年3月に創立90周年を迎えます。ブリヂストンブログでは、「90」周年にちなんで、日本各地の魅力的な道を独自に選出し、「ブリヂストン日本の道90選」としてご紹介します。
今回紹介するのは、関東海岸線のドライブを満喫することができる「房総フラワーライン」「国道134号線」「日立シーサイドロード」と、関東屈指のワインディングロードである「日光いろは坂」「箱根ターンパイク」「塩那スカイライン」です。
<ご紹介する道>
・房総フラワーライン(千葉県)
・国道134号線(神奈川県)
・日立シーサイドロード(茨城県)
・日光いろは坂(栃木県)
・箱根ターンパイク(神奈川県)
・塩那スカイライン(栃木県)
●房総フラワーライン(千葉県)
千葉県房総半島の海岸線を走る房総フラワーライン。館山市から南房総市まで約46km伸びるこのルートのハイライトは、伊戸から相浜までの約6kmの区間。この区間の沿道は菜の花、ポピー、紫陽花、マリーゴールドなど四季折々美しい花が咲き誇ることから「四季の草花とマラソンの道」として、旧建設省と「道の日」実行委員会による「日本の道100選」にも選定されています。また晴れた日には伊豆半島や伊豆大島、遠くには富士山の姿も見える眺望自慢のルートでもあります。冬でも比較的暖かいことから、1年を通じてオートバイツーリングの人気スポットにもなっています。
●国道134号線(神奈川県)
湘南ドライブを堪能させてくれるのが「国道134号線」です。横須賀から大磯へと続く約60kmの国道で、葉山や逗子、稲村ヶ崎に七里ヶ浜、江ノ島、鵠沼、茅ヶ崎と、映画やドラマ、ヒット曲の歌詞にも登場する湘南の人気スポットを巡ることができます。なかでも七里ヶ浜〜腰越間は、湘南の海、「江ノ電」、そして江ノ島という”湘南要素”がぎゅっと詰まったスイートスポットとして人気。ゆえに夏は大渋滞をすることでも有名ですが、冬の夕方に訪れると生涯記憶に残るような美しい夕景に出会えることもあります。
●日立シーサイドロード(茨城県)
「日立シーサイドロード」は2008年に開通した国道6号と国道245号つなぐ日立バイパスの愛称。全長は10.4kmで、その一部区間は一般道としては珍しく海上高架橋になっています。国道245号からアクセスすると最初に現れるのが旭高架橋で、ここかから1km以上の海上ドライブが楽しめます。その先には海上のパーキングスポットとなる浜の宮ロードパークがあり、クルマを止めて太平洋の水平線を眺めるひとときは最高の時間になるでしょう。この海上高架橋は東日本大震災の津波にも耐え、地域を支える重要なルートとして活躍しました。
●日光いろは坂(栃木県)
日本を代表する峠道のひとつが「日光いろは坂」。かつて急な勾配を登るため48ものヘアピンカーブか続いたことからその名が付けられたとされる道です。山登り専用の第2いろは坂には2箇所のパーキングスポットがあり、そのうちのひとつである黒髪平には「日本の道100選」の顕彰プレートがあります。また山下り専用の第1いろは坂は国内屈指のヘアピンカーブが連続し、他では体験できないドライブが楽しめます。春の新緑、秋の紅葉だけでなくが、葉の落ちた初冬も素晴らしい眺望が楽しめるのでオススメです。
●箱根ターンパイク(神奈川県)
「箱根ターンパイク」は、小田原市早川から芦ノ湖を一望する大観山・湯河原峠をつなぐ全長15.752kmのワインディング。標高差1000mを駆け上がるこの道は、整備されたゆるやかなコーナーが続く走りやすいワインディングで、自動車雑誌などにもよく登場します。その中腹には桜のトンネル、湘南エリアの海岸線を一望できるスポットなどがあるほか、冬の大観山からは雄大な富士山と芦ノ湖を包む美しい雲海を楽しむこともできます。
●塩那スカイライン(栃木県)
塩原温泉と那須高原を結ぶ観光有料道路「塩那スカイライン」として構想され建設が進められたものの、開通することなくその計画がお蔵入りとなったいわば”幻のスカイライン”が栃木県道266号中塩原板室那須線です。標高1000mを超える稜線を縦断する65kmにも及ぶルートは全線開通することはなかったものの、その一部区間(塩原〜土平園地、板室〜那須湯本)は期間限定で解放されており、幻のスカイラインの一部を楽しむことができます。またこの道は漫画「頭文字D」にも登場することからカルト的な人気もある場所です。
●今回ご紹介した道