創立90周年企画:ブリヂストンが選ぶ「日本の道90選」 (九州編2)

創立90周年企画:ブリヂストンが選ぶ「日本の道90選」 (九州編2)

ブリヂストン創立90周年にちなんで独自に選出した「ブリヂストン日本の道90選」。今回は九州編その2として、九州の自然を堪能できる道や、人と街、歴史が共存する道をテーマに6つの道をピックアップ。天草エリアの人気ドライブルート「天草パールライン」や、潜伏キリシタンの里「天草の﨑津集落」、南国情緒溢れる景観が楽しめる「日南フェニックスロード」など、美しい風景を楽しませてくれる道をご紹介していきましょう。

<ご紹介する道>
天草パールライン(熊本県)
天草の﨑津集落/崎津教会(熊本県)
牛深ハイヤ大橋(熊本県)
天翔大橋/高千穂神話街道(宮崎県)
日南フェニックスロード(宮崎県)
黒之瀬戸大橋/黒之瀬戸海峡(鹿児島県)

●天草パールライン(熊本県)

天草パールライン(熊本県)

「天草パールライン」は大小120余島からなる天草エリアを巡る人気ドライブルートです。国道266号線の一区間であり、天草五橋と呼ばれる橋が島々をつないでいます。「天草パールライン」は1966年に開通、1975年に無料化されたルートで、この地で真珠の養殖が盛んなことから名付けられたといいます。天草五橋を構成する5つの橋は天門橋、大矢野橋、中の橋、前島橋、松島橋で、国道266号線の沿道には天草の島々とこれらの橋を眺められる展望エリアもあります。「天草パールライン」も「日本の道100選」に選定されています。

●天草の﨑津集落/崎津教会(熊本県)

天草の﨑津集落/崎津教会(熊本県)

「天草の﨑津集落」は国道389号から分岐する旧国道(サンセットライン)の700m程の区間に密集する集落で、羊角湾に面した潜伏キリシタンの里として知られています。2018年には「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として世界遺産にも登録されました。海に面した山裾を開削して建てられた小さな家屋が並ぶこの集落には、家屋の間をすり抜ける幅1m弱のトウヤ(トーヤ)と呼ばれる道が40本ほどあるのが特徴で、国の重要文化的景観に選定されています。狭い土地で暮らす人々の知恵から生み出されたこの細い道も日本の美しい道のひとつです。

●牛深ハイヤ大橋(熊本県)

牛深ハイヤ大橋(熊本県)

熊本県にある牛深漁港に架かる全長883mの橋が「牛深ハイヤ大橋」です。くまもとアートポリス事業のひとつとして、パリのポンピドゥー・センターや関西国際空港を手掛けたイタリアの建築家レンゾ・ピアノ氏が設計したもので、魚の銀鱗を思わせる風よけ板のデザインを取り入れた自然景観と調和する橋として知られています。日没後はライトアップされ、牛深の観光スポットとして「新熊本100景」にも選ばれています。牛深漁港からは鹿児島 蔵之元港行きフェリーが出航しており、天草-鹿児島間を移動するドライブにオススメです。

●天翔大橋/高千穂神話街道(宮崎県)

天翔大橋/高千穂神話街道(宮崎県)

国道10号線の宮崎県延岡市昭和町から宮崎県道237号線の西臼杵郡高千穂町を繋ぐ約46.4kmの国道218号線は、日本神話の故郷である高千穂を巡る「高千穂神話街道」の一部です。このルートのハイライトとなるのが宮崎県西臼杵郡日之影町の五ヶ瀬川に架かる「天翔大橋」。その雄大な姿は鳥が翼を広げて羽ばたいているようであることから「天翔大橋」と名付けられました。この美しい橋の全長は463.2m、五ヶ瀬川の水面から橋面までの高さは143mあります。

●日南フェニックスロード(宮崎県)

日南フェニックスロード(宮崎県)

「日南フェニックスロード(日南海岸ロードパーク)」は日南海岸沿いに南下する国道220号線、国道448号線、宮崎県道36号線(都井岬線)をつなぐ84kmの絶景シーサイドルートです。その沿道には愛称のもとにもなっているフェニックスやワシントンヤシなど亜熱帯性の植物が植栽され、南国情緒溢れる景観が楽しめます。日南海岸国定公園内の堀切峠には道の駅フェニックスがあり展望デッキからは太平洋を一望でき、眼下には鬼の洗濯板も広がります。1986年に「日本の道100選」に選定、2003年には宮崎県の広域観光ルート「ひむか神話街道」にも指定されています。

●黒之瀬戸大橋/黒之瀬戸海峡(鹿児島県)

黒之瀬戸大橋/黒之瀬戸海峡(鹿児島県)

鹿児島県阿久根市と出水郡長島町の間にある黒之瀬戸に架かる橋が「黒之瀬戸大橋」です。日本三大急潮として知られる黒之瀬戸海峡は古くから海上交通の難所として知られ、令和の元号の出典となった万葉集で大伴旅人が和歌を詠んだ急潮のひとつでもあります。「黒之瀬戸大橋」はそのような海峡に架かる橋として1974年に一般有料道路として開通、1990年より無料開放されています。近くのうずしおパークには令和の出典となった「梅花の歌」の序文の一節を刻んだ石碑もあります。

●今回ご紹介した道

今回ご紹介した道
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