2021年シーズンの2輪モータースポーツ活動を振り返る
ブリヂストンはモータースポーツにおいて、4輪レースでは主に「POTENZA」ブランド、2輪レースでは主に「BATTLAX」ブランドのタイヤ供給を通じてトップカテゴリーレースからアマチュアドライバーによる参加型レースまで、国内外で幅広くサポートしています。
今回は、ブリヂストンがサポートした2021年の2輪レースを一部ご紹介します。
FIM 世界耐久選手権(EWC)(タイヤ:RACING BATTLAX TIRE)
世界最高峰の2輪耐久レース、それが「FIM世界耐久選手権(EWC:Endurance World Championship)」です。現在2輪のロードレースの世界選手権で唯一、複数のタイヤメーカーがタイヤを供給するレースで、タイヤメーカー4社がしのぎを削っています。
今シーズンから新たにブリヂストンがタイヤを供給している、「Yoshimura SERT Motul(ライダー:Sylvain GUINTOLI/Gregg BLACK/Xavier SIMEON」は、シリーズの中でも特に過酷なルマンとボルドールの24時間耐久レースで優勝を果たし、2021年のシリーズチャンピオンを獲得しました。
ブリヂストンタイヤ装着チームによるEWCシリーズチャンピオン獲得2017-2018シーズン以来2度目になります。
ブリヂストンモータースポーツウェブサイト:EWC/鈴鹿8時間耐久ロードレース https://ms.bridgestone.co.jp/2/8tai/
MFJ全日本ロードレース選手権(タイヤ:RACING BATTLAX TIRE)
日本全国のサーキットを舞台に争われる国内最高峰の2輪ロードレースシリーズ、それが全日本ロードレース選手権です。
その中でも最高峰クラスのJSB1000で、ブリヂストンがタイヤを供給している、中須賀 克行選手(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が2021年シーズン全決勝レースで優勝を果たし、圧倒的な強さでシリーズチャンピオンを獲得しました。
また、ブリヂストンがワンメイクでタイヤを供給する若手の登竜門クラスと言われるST600では、埜口 遥希選手(MuSASHi RT HARC-PRO.)が今シーズン2勝、シーズンを通して安定した走りを見せ、初めてのシリーズチャンピオンを獲得しました。
ブリヂストンモータースポーツウェブサイト:全日本ロードレース選手権 https://ms.bridgestone.co.jp/2/jroadrace/
MFJ全日本モトクロス選手権(タイヤ:BATTLECROSS X10/X20/X30/X31/X40 他)
モトクロスとは、人工的に作られた丘や起伏に富んだダートコースを、モトクロス専用のオートバイで走行する競技のことであり、その国内最高峰のシリーズが全日本モトクロス選手権です。最高峰のIA1クラスと、それに続くIA2クラス、レディースクラスを合わせた3クラスで争われます。
今シーズンは、ブリヂストンタイヤ装着ライダーが全クラスでシリーズチャンピオンを獲得する快挙を達成しました。
IA1クラスでは、ディフェンディングチャンピオンの山本 鯨選手(Honda Dream Racing Bells)が、最終戦決勝ヒートⅡで序盤の転倒から驚異的な追い上げを見せ、劇的な展開でシリーズチャンピオンを獲得しました。
IA2クラスでは、大城 魁之輔選手(Honda Dream Racing Bells)が、最終戦で両ヒート優勝を果たし、念願のシリーズチャンピオンを獲得しました。
レディースクラスでは、川井 麻央選手(T.E.SPORT)が、最終戦も攻めの走りを貫いて両ヒートで転倒を喫するも、見事2年連続のチャンピオンを獲得しました。
ブリヂストンモータースポーツウェブサイト:全日本モトクロス選手権 https://ms.bridgestone.co.jp/2/jmotocross/
これからもブリヂストンは、モビリティ社会を支える一員として、タイヤの限界性能を追求するモータースポーツを通じて技術の研鑽につとめるとともに、自動車産業およびモータースポーツ文化の発展に貢献していきます。
2022年もブリヂストンのモータースポーツ活動にご支援のほど、よろしくお願いいたします!