物語は木から始まる!タイヤの一生~後編~

物語は木から始まる!タイヤの一生~後編~

工場で作られ、お店でお客様の手に渡り、たくさんの道路を走って…タイヤってそれでおしまい?
いえ!タイヤの命は農園から始まり、あんな場所やこんな場所で「第二の人生」を送っているのです。
前編では原材料からタイヤの形になるまでを、後編では自動車の部品としての主な役割を終えた後のお話をご紹介します。

それでは、今回も知られざる(?!)タイヤの一生をのぞいてみましょう。

1本で2度おいしい

1本で2度おいしい

お客様の元で十分に活躍したタイヤたち。
航空機用タイヤやトラック・バス用タイヤの一部は、すり減ったタイヤの表面を張り替えて再利用することで、また元気なタイヤによみがえります。

リトレッドと呼ばれるこの技術、使用される原料の量は新たに製造する場合と比べてなんと3分の1未満!
ブリヂストンのリトレッド工場は国内に13ヵ所あり、そこでタイヤたちにとっての新しい日々が始まるのです。

自動車の足元を支えた後は…

自動車の足元を支えた後は…

タイヤたちは、引退した後にもさまざまな場所で活躍しています。
なんと、インドネシアでは役目を果たした一部のタイヤが靴やサンダルに生まれ変わっているんです!

寝てる?いえ、働いています

寝てる?いえ、働いています

アメリカでは、寿命を終えた大型タイヤが家畜のための大きな水飲み場としてreborn。
2019年には、約400本のタイヤが活用されました。

新たな「道」に居場所を発見?

新たな「道」に居場所を発見?

また、ブリヂストンはタイヤにとっての新たな「道」を模索すべく、 寿命を終えたタイヤを線路の部材に使用する調査をオーストラリアで行っています。
レールを支える枕木やバラスト、路盤へ使用済みタイヤを活用することで、バラスト軌道(※)の耐久性が高まることが期待できます!
(※)鉄道の路盤の上に砕石や砂利などのバラストを一定の厚さに敷き詰め、レールやそのレールを支える枕木から構成される構造物のこと

タイヤの物語は続くよどこまでも

前編と後編の2回にわたり、タイヤの一生をたどりました。

ブリヂストンは、これまでの消費型経済のように、経済が成長するにつれて資源の消費も増大していくのではなく、経済活動と資源消費が徐々に切り離されていく(デカップリング)という考え方のサーキュラーエコノミー(循環型経済)への貢献を推進しています。

サーキュラーエコノミー(循環型経済)

私たちはこれからも、サーキュラーエコノミーのコンセプトを取り入れ、リサイクルや資源・エネルギー・情報の有効活用を含めたタイヤのライフサイクル全体で、循環型社会の実現に貢献していきます。

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