免震ゴムの設計では、地震時において、免震ゴム内部や、フランジ/ボルト(上部躯体や基礎との接合部)に発生する応力・歪を正確に把握することが重要です。そのため、従来は主に実大規模の実験評価を行ってきましたが、労力やコストの面で問題があり、また得られる情報にも限りがありました。 ブリヂストンでは、高度な材料非線形/幾何学的非線形問題を扱うFEM(有限要素法)を用いて、積層ゴム内部や接合部の応力解析を高精度/高効率で行うシステムを開発しました。このシステムは、想定されるさまざまな設計条件下における接合部の強度設計や、積層ゴム部の構造設計業務の重要な設計ツールとして活用されます。