免震ゴムの製造工程には、熱を加えて、ゴム高分子間を硫黄で結び(架橋反応)、同時にゴムと鋼板を接着する加硫工程があります。製品性能を左右する最も重要な工程のひとつです。 ブリヂストンでは、1)非定常熱伝導FEM(有限要素法)を用いた積層ゴム部の温度履歴のシミュレーション、2)実験により得たゴム材料の熱履歴と加硫物性の相関関数、を活用し、加硫後の各部位のゴム物性および最終製品の性能を高精度で予測する手法を開発しました。