The Pursuit of Sustainability for Continuity 生活・事業を継続するために建築物の持続性を追及する BASEPT

新高減衰ゴム配合技術 RFPICT

  • ● 充填材の分散性を向上し、免震ゴムに適した高減衰ゴム材料を実現する基礎配合技術
  • ● 地震波による繰り返し荷重に対する、免震ゴムの変形性能の安定性を高める
従来の高減衰ゴム材料は、繰り返し加力回数による剛性/減衰性能の変動が大きく、また、変形を経験した後にバネ特性が初期状態に完全には戻りきらない性質がありました。こうした荷重履歴依存性が大きいため、設計値(水平ばね定数、減衰定数等)の定義が複雑で、設計者にとっては扱いづらい面がありました。

RFPICTは、ゴムマトリックス内における充填材の分散性を改良することによって、減衰発現の基本メカニズムであるゴム高分子と充填材間の摩擦等相互作用を円滑にする基礎配合技術です。RFPICTの適用によって、高減衰ゴム材料の荷重履歴依存性を大幅に低減することができます。
充填材同士の分散性の向上
材料試験(せん断サンプル)の結果より