車のプラモデル用のドレスアップステッカーを用いてコラージュ作品を作っている、コラージュアーティストのFunny Dress-up Labさん。
モビリティの持つ躍動感や存在感が詰め込まれた、色鮮やかなドレスアップステッカーを用いて、プラモデルやグラフィック、アートピース、トイレの天井まで、さまざまな対象をドレスアップし、作品として発表を続けています。
今回はそんなFunny Dress-up Labさんに、BWSC(Bridgestone World Solar Challenge)のレースでも使われているブリヂストンのソーラーカー用低燃費タイヤ『ECOPIA with ologic(エコピア ウィズ オロジック)』を用いた作品を制作いただきました。
約2ヶ月の制作期間を経て、完成した作品『プロミネンス』がこちら。
面積のあるタイヤのホイール面はもちろん、トレッド部分も含め、200〜300枚ものステッカーシートを開封して、2本のタイヤをドレスアップしていただきました!
作品名の『プロミネンス』は、「紅炎」の意味を持ちます。その由来についてFunny Dress-up Labさんは、「今回ご依頼いただいた作品の母体がソーラーカー用のタイヤということで、タイヤの形状と色、太陽をエネルギーとして駆動するソーラーカーで思いついたのが皆既日食でした。プロミネンスは皆既日食に関係なく常にあるものではありますが、ブリヂストンさんのソーラーカーに対する情熱をプロミネンスとして作品に落とし込めたらなという思いもあり、タイヤのトレッド部分にもコラージュを施しています」と語ります。
Funny Dress-up Labさんは、ステッカーの形状は変えずに直線や曲線を表現しています。ゆえに今回の作品ではタイヤの円形にあわせたり、ブリヂストンのロゴの形状を描き出すのには、かなりの苦労を要したといいます。
Funny Dress-up Labさんの感想
僕が制作で使用している素材が車の模型のステッカーなので、はじめにこのご相談があった際には「いよいよ実車に近づいたー!」とめちゃんこテンション上がりました!!!
タイヤ自体に作品を施すことは初めてで、普段間近で見る機会もなかったタイヤは、思いのほか大きく感じられました。また、個人的な思い出として、私自身幼少期に車のタイヤが好きで、よくタイヤにくっついていたという話を親から聞いたことを思い出しました。
今回制作で改めてタイヤと向き合うなかでは、「タイヤが黒だけでなくいろんな色が付いていたら街の景色も変わるんじゃないか」といったことも考えましたね。
BWSCは前回の大会をある番組で見てたので、ソーラーカーの速度、ソーラーカーならではの天候の影響、期間の長さや公道を走ることなど、様々な点で興味を持っていました。いつか日本の公道でも実際に走る姿を見てみたいですね。
今回制作いただいた作品は、12月19日に東京都中央区の東京スクエアガーデンで開催予定の、BWSC19を振り返るイベントでも展示される予定です。
Funny Dress-up Labさんは、「写真では伝わり辛いですがステッカーが張り合わされていることで、多少デコボコしてたり、ステッカーが透過してうっすら裏にあるステッカーが透けてたりするので、遠目で見てから近づいて見てもらえると嬉しいですね」とも話しているので、ぜひその目でご覧になってみてください!