ホイールの選び方
これまでもこのブログでブリヂストンのアルミホイール「POTENZA」「Prodrive」「ECOFORME」をご紹介してきました。
自分のおクルマにあったホイールを選ぶにあたり、今回はホイールの選び方についてご紹介します!!
■ タイヤサイズのおさらい
タイヤには、様々なサイズがあるのはご存知でしょう。
まずはタイヤのサイズについておさらいです。(くわしくはこちら)
255/50 R 18 101V
呼び | 意味 | 補足 |
---|---|---|
255 | タイヤ幅 | タイヤの幅 |
50 | 偏平率 | 断面高さ(H)/断面幅(W)×100 【単位:%】 |
R | ラジアル | ラジアルタイヤのこと |
18 | リム径 | ホイールの外径 |
101 | ロードインデックス | 負荷能力を示す指数。大きくなれば負荷能力は大きくなる。 |
V | 速度記号 | 規定の条件において、走行可能な最高速度を記号によって表したもの |
クルマには必ず決まったタイヤサイズがあります。それは、タイヤが車重を支えており、クルマが安全に走行するためのタイヤサイズと空気圧が設定されているためです。スピードメーターもタイヤの円周に合わせて設定されているので、クルマには決められたサイズのタイヤしか装着できないのです。
■ ホイールサイズ
つづいて、ホイールのサイズについてご紹介します。
ホイールのサイズ表記は上図です。6つも数字があります。それに、例えば「POTENZA RW006」だと、同じリム径・リム幅であっても6種類あります。
リム径/幅 | 穴数 | P.C.D. | インセット |
---|---|---|---|
16×7J | 4 | 100 | 25 |
30 | |||
42 | |||
48 | |||
5 | 100 | 48 | |
114.3 | 48 |
なぜこれだけの種類があるのでしょうか?は、ホイールはクルマと密接な関係があるからです。
具体的に説明します。
①ホイール(タイヤ)を取り付けるためには、ボルトとナットが必要です。しかし、クルマによってボルトの数と位置が決まっているので、それぞれに合う穴数(ボルト数)とP.C.D.(ボルト位置)が必要になります。
②「道路運送車両法」に『フェンダー側面からのタイヤ・ホイール本体及びCAPのはみだしは保安基準違反』があり、インセットによってはタイヤ・ホイールがはみ出してしまう、もしくはフェンダーに当たってしまう可能性があります。
例えば、使用しているホイールのリム径やリム幅が同じでインセットだけが大きくなった場合、ホイール中心とホイールディスク面との距離が大きくなるので、タイヤ/ホイールはクルマ(タイヤハウス)の内側に入り、フェンダーに当たってしまう可能性があります。
一方で、ホイールのリム径やリム幅が同じでインセットだけが小さくなった場合、ホイール中心とホイールディスク面の距離が小さくなるので、タイヤ/ホイールはクルマ(タイヤハウス)の外側に出ることになり、はみ出してしまう可能性があります。
そのため、クルマのつくりに合わせて同じリム径・リム幅でも複数のサイズのラインアップがあります。(くわしくはこちら)
■ なぜ国産車のホイールサイズ P.C.D.は、「100」「114.3」「139.7」が多いのか?
実は、これはinch(インチ)をmm(ミリメートル)にしたものだからだと言われています。
1inch=25.4mm ですから、
・4 inch ≒ 100 mm
・4.5 inch ≒ 114.3 mm
・5.5 inch ≒ 139.7 mm
です。
欧州車は、そもそも統一単位としてmmを使用しているので、「112mm」など設定サイズが多いです。
■ ナットにもご注意
実はすべてのホイールで同じナットを使用できるわけではありません。
ナットにも、テーパー座、球面座、平面座の3種類あります。ホイールのナット当たり面によって、3種類のナットを使い分ける必要があります。
ホイールはクルマのカッコよさに大きく影響します。ご自身のクルマにあったお気に入りのホイールを見つけるために、ブリヂストンの小売りチェーンである「タイヤ館」に訪れてみてはいかがでしょうか。タイヤ館グループでは、お客様のクルマにマッチする様々なホイールをご提供しています!