「エコな街」北九州市で環境保全の取り組みを学ぼう!
皆さん、福岡県の北九州市では環境保全活動が活発に行われていることをご存じでしょうか?
今回は、北九州市エコタウンセンターの環境保全活動と、ブリヂストン北九州工場についてご紹介します。
北九州市がエコな街になるまで
北九州市は、官営八幡製鐵所の創業以降、日本の高度成長期を支えた四大工業地帯のひとつでありながらも、戦後の産業公害で苦しんだ街でした。この状況に対し、子どもを公害から守ろうと立ち上がった母親たちがきっかけとなり、市民・行政・民間企業が連携して公害問題に取り組み、公害を克服。その後もエコな街を守り続けているという歴史があります。現在まで続くこの取り組みを学ぶ場として、また取り組みを総合的に支援する中核的な施設として、北九州市エコタウンセンターが2001年に開設されました。
エコタウンセンターって何があるの?
エコタウンセンターには、リサイクルやエネルギーに関する展示がたくさん用意されており、予約をすればペットボトルや家電製品等のリサイクル工場やエネルギー施設の見学もできます。また、「次世代エネルギーパーク」を紹介する展示ルームも併設されており、エネルギーの基本知識から先進的な取り組みまで、エネルギーについて幅広く学習することができるのです!
例えば、このジャケット、パンツ、シャツ、ネクタイは、すべてペットボトルのリサイクル製品です。さらに下に置いてある靴、ランドセル、サッカーボールも!リサイクルの力でここまでできるなんて驚きですね。
電子部品に含まれる金・銀・プラチナなどの貴金属もリサイクルされます。これは約1gのリサイクル金が使用されている金メダルです。1gのリサイクル金を得るのに携帯電話だと約34台分、デスクトップパソコンだと約8台分の基盤が使用されていることになります。
また、施設内には北九州市にあるいろいろな会社や団体の環境事業への取り組みを紹介するコーナーがあります。当社も北九州市にある工場での環境保全や持続可能な社会の実現に貢献する取り組みについてご紹介しています。
ブリヂストンの北九州工場について
2009年に創業を開始した北九州工場では、主に建設現場や鉱山で使用される巨大なタイヤを生産しています。
北九州工場はタイヤを製造するだけでなく、北九州市の一員として、環境に配慮した取り組みも行っています。工場の屋上に太陽電池を設置して発電された電力を工場内で使用したり、太陽の出る日中には照明を使わずに生産活動が出来るよう、自然光を取り入れる屋根を採用したりしています。
北九州市に来たら、ぜひエコタウンセンターに立ち寄ってみてはいかがでしょうか?なおブリヂストンコーナーは20年3月末まで公開しているので、ぜひご覧になってくださいね。