佐藤琢磨選手のインディ500勝利を支えたファイアストン
(更新情報:2017年5月31日、アメリカから届いた当日の様子の写真を追加しアップデートしました。)
世界3大レースのひとつと言われているインディ500がインディアナ州インディアナポリス・モーター・スピードウェイで開催され、シリーズ唯一の日本人ドライバーである佐藤琢磨選手(Andretti Autosport)が優勝しました。
1911年の初開催から今大会まで101回ものレースが行われてきた伝統あるこのイベントで日本人ドライバーが優勝したのは初めてのこと。佐藤選手は2.5マイル(約4km)のオーバルコースを200周して行われたレースで最後まで粘り強い走りを見せ、ファイアストンとともに手に入れた2013年のロングビーチ戦での初優勝以来、74戦ぶり自身2度目の勝利をインディ500という大舞台で決めました。
佐藤選手の勝利を足元から支えたファイアストンは古くよりインディ500を舞台に戦ってきたブランド。1911年のインディ500の勝者の足元にも装着されており、2000年からインディカー・シリーズの唯一のタイヤサプライヤーとなっています。
今年のインディ500に用いられたタイヤは昨年供給したタイヤのフィードバックを元に、9月にインディアナポリス・モータースピード・ウェイでテストを行い、そのデータからファイアストンの技術者と化学者が力を合わせ、実に1年越しで開発をしてきたもの。レース後、佐藤選手は今回のタイヤパフォーマンスを高く評価、優勝を手に入れることができた要因の一つであったと語っています。佐藤選手の優勝により、ファイアストンはインディ500で通算68度目の勝利を収めることができました。
※ブリヂストンは「インディカー・シリーズ」にファイアストンブランドでタイヤを独占供給しています。