審査会 会場風景 |
今年もたくさんご応募いただきました |
審査員の方々が、ひとつひとつ丁寧に見ていきます |
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どれも素晴らしいので、選ぶのも大変です |
それぞれの絵からみなさんの気持ちが伝わってきます |
個性あふれる「みんなと見たい風景」が会場を彩りました |
荒川 詔四
(株式会社ブリヂストン 代表取締役社長)
雛と親鳥の関係をよく観察していると思います。巣の状態や、親鳥の羽の描き方、それから子供たちのびっくりして喜んでいる姿が、よく描けていると思います。みんなと見たい、大人も一緒になって見たいような風景だと思って選びました。
マークオリバー・ナンディ 氏
(メルセデス・ベンツ日本株式会社 取締役副社長)
とてもアレンジがきれいです。鳥が真ん中にあって、そしてその鳥が太陽に向かって飛んでいる。太陽というのは命の源でもありますし、宇宙の中央にもなるものです。木の構造がとてもユニークで、鳥の描き方もユニークで、またこれは楽観的な気持ちを象徴する絵だと思い、この美しい絵を選びました。
ヒサ クニヒコ 氏
(漫画家)
今回の応募作品の中で結構ペンギンやシロクマの絵がありました。地球の温暖化によって南極や北極の氷が溶けちゃったらどうしようと心配してくれる子供たちがいっぱいいてくれたんですね。その中でも根津くんの描いてくれたペンギンというのはとってもユニークで生き生きとして、白という色をうまく使ってくれた絵でした。特に空がオレンジなのが温暖化を象徴しているようで、こういう警鐘を子供たちに感じさせなきゃいけないという大人の責任も改めて感じさせられました。
浜田 桂子 氏
(絵本作家)
澤村くんはどこかで牛が走っているところをみたと思われますが、画面いっぱいに走っている牛が描かれています。線がとってものびやかで、そして色彩が美しく生き生きとした、本当に牛が動いている表現に感動いたしました。牛は牛乳を出してくれるし、みんなの生活にとても役にたってくれる動物で、いつまでも元気でいて欲しいという想いが、この緑の草原と青い空、そこを走って行くというところによく表れているなぁと思います。
島田 紀夫 氏
(ブリヂストン美術館館長)
今回の応募作品の中では、具体的な自然の中の動物を描いた作品が多かったのですが、空の情景、しかもオーロラを描いたというのは非常に珍しい内容でした。実際にオーロラですからいろいろきれいな色が、空を彩ります。それを見事に絵の中いっぱいに描いていて抽象絵画のような感じがします。色の配分もきれいですし、応募作品の中でも傾向が違う感じがしました。