エコ・プロジェクト ブリヂストンこどもエコ絵画コンクール 第14回テーマ 「わたしの たいせつな しぜん」

審査風景

審査会の様子、審査員の感想、選評をご紹介いたします。

最終審査

審査風景
   
審査員のコメント

津谷正明
(株式会社ブリヂストン 取締役 代表執行役 CEO)

絵に「流れ」があるところが非常に印象深いですね。川の流れと雪がつもった木々、山の稜線、そして白鳥が飛んでいく方向へと視線が誘われました。裏に書いてある大木さんのコメントを読み、さらに私自身の「いつまでも見ていたい」という思いも強してくれたので、この絵を選びました。

岩手県 大木 昇陽「ぼくの冬、また来年」

ヒサクニヒコ様
(漫画家)

「世界一の桜島大根採ったぞ!!」というタイトル通りの絵ですよね。大根と採った人の顔が一瞬で飛び込んできて、喜びが伝わってきます。絵はやはり表現手段なので、気持ちが伝わってくるこの絵にはとても感動しました。今回も自然を色々な捉え方をしたいい絵がたくさんあったと思います。

鹿児島県 牟田園 美空 「世界一の桜島大根とったぞ!!」

ミロコマチコ様
(画家・絵本作家)

自分や友達が小っちゃくて、バッタがすごく大きいところが面白いですよね。「一緒にジャンプして遊んでいる」そうなのですが、大好きな気持ちやバッタの存在感がこの大きさに表われたのでしょう。また絵の中にバッタだけじゃなくて自分たちが入っていて、ずっと傍にいてほしいという気持ちが伝わってきて、とても素晴らしかったので選びました。

広島県 伊藤 佑斗「ぼくの友達バッタくん」

貝塚健様
(ブリヂストン美術館 学芸部長)

絵の真ん中にある大きく丸い水中眼鏡、そして奥にいるたくさんの子供たちが持っているのも、みんな黄色い水中眼鏡。その黄色が水色の水面に映えて鮮やかに広がっています。この絵を見たときに、水の爽やかな冷たさ、日差しの暑さといった温度まで感じ、私自身が子ども時代に川で遊んだときの記憶をひらいてくれました。

兵庫県 竹原 未記「すごいなぁ川の中!」

大原真史
(株式会社ブリヂストン 常務執行役員 CQO・安全・防災・環境・CSR管掌)

友達と一緒に初日の出を待つ後ろ姿、きっとその表情は「わー、今から初日の出なのかなー」と楽しみにしているのだろうなと想像しました。「明るくなってきてみんなの顔が見えたら寂しかった」という作者のコメントからも、この一枚の絵の中に"時間の流れ"を感じ、一瞬の大切さや自然の大切さがとても伝わってきました。

埼玉県 中嶋 友香「キレイだった はつ日の出」

2次審査

審査風景
審査員のコメント
遠崎高平様(画家、第9〜11回1次審査経験第12〜14回2次審査経験)

行ってみたくなる風景、食べたくなるような果物や野菜、活き活きした動物達、皆さんの目と手を通して感じる事ができました。絵を描く前の体験、絵を描く体験は皆さんだけのものですが、その絵を見る体験は見た人のものになります。これからも絵を通して沢山の人に、自分が見た世界を伝えて下さい。ありがとうございました。

小林ひろみ様(画家・イラストレーター、第10〜14回1次審査経験)

心に残る子どもの作品の数々は、力強く、そして、大胆です。コツコツと仕上げた集中力の作品や、さらりと仕上げた表現の中にあるおおらかさがある作品。そんな作品の絵を描く気持ちの一番の力は、「ずっと みていたい しぜん」の経験です。楽しい沢山の自然の中で、子どもの絵が育ちますように!

1次審査

審査風景
審査員のご紹介
マツモトヨーコ様
いわせななみ様
藤田伸様
小林ラン様
五十嵐たかし
羽生直記
アベカズヒロ様
木下浩次
横溝了一様