1次審査 会場風景
技術がつたなくても裏のコメントを見るとすごく可愛かったりして、年齢と内容を見比べながら審査しました。表現したいものができていればよし、としています。絵を描くことが苦手でも、思ったことを描いてみてください。うまくいけば楽しいし、続けていれば「ものを見る目」を養えると思います。
大人の絵よりもパワーが強いものがたくさんあり、見ていてこちらも楽しいなと思いました。飼っている猫ちゃんだったりウーパールーパーだったり、自分が愛情を注いでいるものの絵は、見ているこちらにもその気持ちが伝わってきて、とてもいい絵が多かったです。
自分がどういう動物が好きでどれくらい愛情があるかが、技術ではなく細かさ等で表現されている「対象物をよく観察している絵」が印象に残りました。自分の楽しいものや好きな場所、思い出をたくさん作って、今回に限らずたくさんの絵や作品を作っていってほしいです。
これからきっと、お子さんたちの色々なものを見る目線が変わってくるのかしら、と考えながら審査させていただきました。私の知らない小さな海の生き物の絵を見たときは、こちらが「見つけ」させて貰った気になりました。絵の中の感動に出会い、気持ちが若返っていき、楽しかったです。
みなさんの純粋さや無垢な想いが絵に表れていて、その時にしか描けないものだと感じました。好きなものを好きな色で楽しみながら描いていると、見る人にも伝わってきます。自分自身が「描きたいな」「こういう絵が好きだな」「満足!」と思えるものを描いていってください。
自然界には、さまざまな色があります。工夫をしている人は、絵具を混ぜたり、薄くしたり、濃くしたりしながら描いていましたが、絵具のまま塗っている人もいたように思います。自然は色が豊かで、デリケートな色、強い色、絵具にはない色がたくさんある。そこをきちんと見つけている絵がよかったですね。
自由な感覚で描き上げた子供達の世界は、どれも楽しく素敵な作品ばかりでした。選ぶのは大変でしたが、楽しい時間でした。上手い下手ではなく、お子さんの個性や気持ちが表れているものを選びました。一枚の絵に込められた、子供達の自然を見つめる目と、温かな心を見つけた時は幸せでした。何を描いたら良いのか、解らない、困ったなと思ったら、10分間、身近な自然を見つめてください。きっと描きたいものが見えくると思います。
2次審査 会場風景
構図の面白い絵で印象的なものがありました。絵とコメントを見比べ衝撃を受けたり、大人ではなかなか思いつかないような作品にも出会え、楽しく審査することができました。“何を発見するか” “それをどのように描くか” が、絵の面白さの一つだと思います。毎日の生活の中でたくさんのことを発見し、素直に楽しく絵を描いていって下さい。
身近な自然を“発見”している絵に目が止まりました。目の前で起きている自然の小さな出来事を主役にとらえた作品があり、とても印象に残っています。小さなことでもいいので、自分の目で発見したものや体験したものを大事にして絵を描いてください。一見地味であっても、きっと感動を呼ぶ作品になると思います。
素晴らしい作品ばかりです |
選んだ作品に花をそえます |
たくさんの作品の中から賞が選ばれました |