免震ゴムはミルフィーユ

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(※上記の写真はミルクレープです。)

こんにちは!わたしの名前は「めんしんクン」。免震ゴムについて紹介します!

「免震ゴムとは、ミルフィーユである。」

不可思議に聞こえるかもしれませんが、これは免震ゴムの構造がミルフィーユ(=重ね合わせる)構造と同じということです。もう少し詳しく説明すると、免震ゴムは、厚さ3~10 mm程度のゴムと、鋼板を交互に積み重ねている構造になっています。

免震ゴムのカットモデル / 免震ゴム断面の拡大

なぜ積み重ねているのでしょうか?実はこの鋼板が重要な役割を果たしています。免震ゴムに求められる機能は大きく分けて2つあります。「建物を支える」「地震の揺れを吸収する」ことです。もしゴムの固まりだけだったら、大きな荷重でゴムがつぶれて変形してしまい、建物を支えることができません。鋼板のように固い素材をいれて、さらにゴムと強固に接着させることで上からの荷重を受け止め、「建物を支える」ことができるのです。ちなみに免震ゴム1つあたりにかかる荷重は、なんと数百~数千トン。ジャンボジェットが200~400トンくらいとすると、それを複数機支えていることになります。

「免震ゴムはミルフィーユ」、ご理解頂けましたでしょうか?
次回はもうひとつの機能「地震の揺れを吸収する」についてご紹介します。