東海大学の新型ソーラーカー発表会とテスト走行
10月8日からオーストラリアで開催されるソーラーカーレース、ブリヂストンワールドソーラーチャレンジに参戦する東海大学ソーラーカーチームの新型車両が遂に発表されました。前回大会から大きく車両デザインを変えてきた東海大学チーム。優勝候補の一角として、レースでの活躍に期待です。
8月29日に、神奈川県にある東海大学湘南キャンパスで、東海大学ソーラーチームの2017ブリヂストンワールドソーラーチャレンジ参戦体制発表会が行われました。
2017年の大会は、太陽電池の搭載面積が小さくなり、車体サイズは大きくなるなど、レギュレーションが大きく変更されました。これを受けて、東海大学のソーラーカーも前回大会のカタマラン型(双胴型)からモノハル型(単胴型)へ大きく変わっています。
パナソニックさんの太陽電池モジュールやリチウムイオン電池、東レさんの炭素繊維強化プラスチック製ボディなど、日本の技術を結集した車両です。ブリヂストンも燃費(電費?)向上に貢献する低燃費タイヤを供給しています。ミツバさんの供給する高効率モーターと共にソーラーカーを足元から支えます!
東海大学チームをサポートしているのは、ソーラーカーのパーツを供給するメーカーだけではありません。人気酒造さんはシャンパンファイト用のスパークリング純米大吟醸を製造・提供しています。オーストラリアの3,000kmの荒野を走り終えての勝利の美酒はさぞ美味しいことでしょう。
9月2日には、栃木県にあるブリヂストンプルービンググラウンド(ブリヂストンのテストコース)で、初の高速走行試験が行われました。 東海大学のソーラーカーが到着・・・・何か足りないと思ったらまだタイヤがついていませんでした。
ガレージでタイヤを取り付け、モーターを取り付け、バッテリーを取り付け、遂にテスト走行スタートです。
慣らし運転から徐々にスピードを上げ、並走車がついていくのも精一杯というような高速走行もあり、レース本番に向けて性能確認と課題の洗い出しを行いました。
約1ヶ月後に迫った世界最高峰のソーラーカーレース、ブリヂストンワールドソーラーチャレンジ。東海大学ソーラーカーチームの活躍をお祈りしています!