ラスベガスで開催された世界最大級のデジタル技術の見本市「CES」に初出展しました!
ブリヂストンは、ラスベガスで開催された世界最大級のデジタル技術の見本市「CES 2020」に今回初めて出展しました。その様子をお届けします!
CES 2020は2020年1月7日(火)~10日(金)に、米国・ラスベガスで開催されました。もともとは家電を中心としたエレクトロニクスの見本市でしたが、現在は自動運転を実現する自動車やデジタル技術を駆使したヘルスケア機器が出展されるなど、その領域が広がっています。当社は未来のモビリティ社会を支える次世代タイヤや最先端の技術を展示しました。
月を走る金属製のタイヤ
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)・トヨタ自動車株式会社と共同で開発中の月面探査機「有人与圧ローバ」用タイヤのプロトタイプです。通常のタイヤは主にゴムでできていますが、月面の環境は地球とは全く異なり、ゴム製のタイヤは使用できないため、すべて金属でできています。詳しくはこちらの記事をご参照ください。
空気いらずのパンクしないタイヤ
こちらは空気の充填が不要なエアレスタイヤです。空気の代わりに樹脂や金属で荷重を支えているのでパンクの心配がなく、メンテナンスの必要もありません。当社では小型のパーソナルモビリティ用からトラック用まで、さまざまな乗り物に向けた非空気入りタイヤの開発を進めています。
タイヤの「ひずみ」からタイヤの健康状態を推定するスマートセンサー
これは今回のCESで初めて展示した、タイヤの内側に貼り付けるスマートセンサーです。
このセンサーは、タイヤが路面に接触した際に発生するタイヤのひずみ(変形)を検知し、そのひずみのデータからタイヤにかかる荷重や摩耗状態を測定できます。ペットボトルキャップほどの小さなセンサーの中に、「接地を極める」タイヤメーカーならではのセンシング技術が込められています。
現地では各種メディアの方々にも取り上げていただきました!
タイヤにセンサーを装着することで、タイヤの空気圧やすり減り具合などをリアルタイムで把握し、最適なタイヤ交換時期を知ることができるので、これまでよりも安全な走行が実現できますね。
ウェブフリートソリューション
当社は、ドライバーや運行状況に関する様々なデータの管理や提供を通じ、安全性・効率性・生産性の向上するウェブフリートソリューションを提供しています。
今回のブースではそのシミュレーションをご紹介しました。現在、欧州を中心に90万台の車両と繋がっており、これらのデータやタイヤに関する知見を組み合わせて、様々なサービスや商品開発に活用することができるのです!
ブリヂストンはこれからも先進的な技術や商品を通じ、モビリティ社会に貢献していきます。ブリヂストンの未来にぜひご期待ください!