ブリヂストンの技術が詰まった「ゴム人工筋肉」の技術開発発表会
1月26日に東京工業大学で、災害現場などで活動するロボットなどに用いる油圧駆動人工筋肉(※)の開発発表会が行われました。
この人工筋肉はゴムチューブとそれを囲む高強度繊維からできています。チューブはブリヂストンの油圧ホースやタイヤのゴムの技術を、繊維部分はタイヤの内部にある有機繊維コードの技術を応用して開発されたものです。
ブリヂストンが開発したこのチューブと繊維を用いることで、軽くて丈夫で、強い力を出しながら柔らかく動かすことができる人工筋肉ができました。
関連動画:
ゴムチューブに高い圧力をかけて油を注入することで、ゴムチューブが膨らみヒトの筋肉のように伸縮させることができます。(動画00:05~00:15あたり)
また、ヒトの手のような細かい動きやドリルなどの工具を用いた作業もできます。(動画00:50~01:30あたり)
近い将来、この人工筋肉をまとったロボットが災害現場や工場、家庭などで活躍することが期待されています。
※内閣府総合科学技術・イノベーション会議が主導する革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)タフ・ロボティクス・チャレンジ(プログラム・マネージャー:田所諭)の一環として、東京工業大学 鈴森康一(すずもりこういち)教授と株式会社ブリヂストン 櫻井良(さくらいりょう)フェローらの研究チームによって開発されたものです。